コラム
調査レポート
電子チラシサービス「Shufoo!」、サブスクリプションサービスの利用に関する意識調査
目次
- 1 理解わずか2.2%も、知れば利用意向高く時短サービスにも期待の声
- 1.1 サブスクリプションサービスへの理解はわずか2.2%
- 1.2 利用者は13.6%
- 1.3 「使い放題型」の利用が7割以上でトップ、定期便型は約3割
- 1.4 利用数は1~3!月額費用には大きくばらつき
- 1.5 エンターテインメント系以外では「コスメ・美容関連」が人気!
- 1.6 初月無料キャンペーン、口コミなど「実感」が利用のきっかけに
- 1.7 利用の決め手は、費用と内容のバランス
- 1.8 使う理由「好きなだけ利用できるお得感と家計管理のシンプルさ」!
- 1.9 使ってみたいサブスクリプションサービス、「グルメ」が躍進 「ファッション」「育児・子育て関連」も関心高まる
- 1.10 主婦が欲しいサブスクリプションサービス、「送迎」「献立提案」「化粧代行」など時短ニーズが浮き彫りに
- 2 調査概要
理解わずか2.2%も、知れば利用意向高く時短サービスにも期待の声
凸版印刷株式会社のグループ会社である株式会社ONE COMPATH(ワン・コンパス、本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:早川 礼 ※1)が運営する国内最大級の電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」(※2)は、「Shufoo!」を利用する全国の既婚女性6,252名を対象に、サブスクリプションサービスの利用に関する意識調査を行いました。サブスクリプションサービスとは、期間に応じて定額の料金を支払うことで利用できるサービスの総称です。代表的なものとして音楽配信サービスや動画配信サービスがあげられますが、ファッションや車などの「借り放題」やグルメの「通い放題」、定期的に商品が届く「定期便型」など業態もサービスも多彩になり、話題になっています。「Shufoo!」では、生活の中で広がりを見せるサブスクリプションサービスについて、主婦の利用状況を調査しました。
≪ サブスクリプションサービスの利用に関する意識調査 ≫
- サブスクリプションサービスの内容を理解している主婦はたったの2.2%
- サブスクリプションサービス利用者は13.6%
- 「使い放題型」の利用が約75%で主流 「定期便型」は約30%で今後の伸びに期待
- 月額の合計金額は5,000円未満が85%以上
- 音楽、動画配信などのエンターテインメント系が強い中、
- 「コスメ・美容関連」が広がりの兆し
- 主婦にとってのサブスクリプションサービスの魅力は「家計管理が楽で好きなだけ利用できる」お得感
- 今後の主婦のサブスクリプションサービス利用は「時短」がキーワード!
サブスクリプションサービスへの理解はわずか2.2%
サブスクリプションサービスについて「名前も内容も知っている」と答えた方はたったの2.2%。残りの97.8%の方は「聞いたことがある」「知らない」と回答し、大多数の人がサブスクリプションサービスとはどのようなものであるのかを理解していないという結果になりました。近年、急速にサービスの種類や形式が多様に進化してきているとはいえ、主婦にとってサブスクリプションサービスはまだまだ馴染みがないようです。
利用者は13.6%
先の質問で「聞いたことがある」「知らない」と答えた方に対し、サブスクリプションサービスとは定額制サービスの総称であることと音楽配信の「Spotify」や動画配信の「Hulu」などの代表的なサービス名を伝えたうえで、全員に対して改めて現在サービスを利用しているかどうかを尋ねたところ、「利用している」と答えた方の割合は13.6%と、利用率が内容理解度を大きく超えました。サブスクリプションサービスの名前自体には馴染みは薄いものの、使っている人が多いということが読み取れます。
「使い放題型」の利用が7割以上でトップ、定期便型は約3割
サブスクリプションサービスを「利用している」と答えた方に、利用しているサービスの形式を複数回答で聞いたところ「使い放題型」が73.9%と圧倒的多数となり、次いで「定期便型」が27%でした。「使い放題型」は音楽配信や動画配信などの有名なサービスが多いことから利用の主流になっているようです。「定期便型」は、食品やファッション、コスメなどジャンルが段々と増加しており、商品を探す手間が省けたり、様々な新商品が手元に届くなどの利用メリットも高く、支持が高まっている可能性もありそうです。
利用数は1~3!月額費用には大きくばらつき
現在サブスクリプションサービスを利用している方の利用中のサービス数は「1~3」が約95%とほとんどを占めました。また月額の総費用は、0~5,000円の間でばらつきが見られ、ボリュームゾーンは「1,000~3,000円未満」の26.2%、「500~1,000円未満」の23.7%となりました。一方、月額5,000円以上の利用者は14.1%となり、支払う金額に大きく差が出ました。1~3ほどのサービスを、月額5,000円以内で利用している方が多数といえます。
エンターテインメント系以外では「コスメ・美容関連」が人気!
現在サブスクリプションサービスを利用している方に、使ったことがある、または利用中の具体的なサービスを複数回答で尋ねたところ「動画配信」が50.9%と圧勝。次いで「音楽配信」31.5%、「雑誌・漫画・書籍」27.4%となり、エンターテインメント系コンテンツ配信サービスがBEST3を占めました。また、「コスメ・美容」が10%で4位に。様々なコスメや美容関連商品が入ったボックスが毎月自宅に届くなどのサービスは、忙しい主婦にとって時短だけでなく日々の楽しみを増幅させることにつながっているのかもしれません。一方で「育児・子育て関連」は3.4%、「家具・家電レンタル」「家事代行」については約1%に留まっており、主婦にとって便利なサービスではあるもののサービス自体の認知度がまだ低いことが大きな要因であると考えられます。
初月無料キャンペーン、口コミなど「実感」が利用のきっかけに
サブスクリプションサービスを利用し始めたきっかけは「初月無料などのキャンペーンを通して」が35.2%とトップで、定額契約というサブスクリプションサービスの特性上、まずは気軽に使い勝手を感じてから本格的な利用を検討する方が多いようです。次点には「友人、知人、家族などの口コミ」が25.2%、「テレビや雑誌、Webなどの紹介を見て」が24.3%と続きました。「その他」の中には、「コンタクトレンズのサブスクリプションサービスを病院で勧められた」という回答がみられました。
利用の決め手は、費用と内容のバランス
利用を検討する際に重視するものについて「費用」「内容」「口コミなど周りの評価」「知名度」「イメージ」の中で順位をつけてもらったところ、最も重視するものを「費用」と答えた方が63.1%と最多で、「内容」が31.7%でした。2番目に重視するものは「内容」の57.3%に「費用」が29.5%と続き、「費用」「内容」が上位を占めていることから、料金感とサービスの質のバランスを決め手とする主婦が多いことがわかります。
使う理由「好きなだけ利用できるお得感と家計管理のシンプルさ」!
サブスクリプションサービスを使う理由について、「好きなものを好きなだけ利用したいから」「費用が固定で予算が立てやすいから」「個別に購入したりサービスを受けるよりもお得だから」の3項目が約4割と並びました。費用が定額であることから家計管理をシンプルに行えることと、追加料金を気にせず好きなものを好きなだけ楽しめるお得感がメリットとなっているようです。
使ってみたいサブスクリプションサービス、「グルメ」が躍進 「ファッション」「育児・子育て関連」も関心高まる
現在のサブスクリプションサービスの利用有無に関わらず全員を対象に「今後利用してみたいと思うサブスクリプションサービス」について複数回答で聞いたところ、「動画配信」18.8%、「音楽配信」16.4%に次ぎ「グルメ」が12.2%で3位になりました。カフェのコーヒー飲み放題や、月額制のランチテイクアウトサービスの他、ラーメンを毎日1杯食べられるなど、自分の好みに合わせて選ぶことができるユニークなサービスが多数登場していることが大きく影響していると考えられます。また、現在の利用率では「ファッション」が2.1%、「育児・子育て関連」が3.4%でしたが、「今後利用してみたい」ではいずれも約10%となり、今後の利用率アップが強く期待できる結果となりました。
主婦が欲しいサブスクリプションサービス、「送迎」「献立提案」「化粧代行」など時短ニーズが浮き彫りに
最後に「こんなサブスクリプションサービスがあったら」という質問への自由回答では、「タクシー」「仕事やプライベートでの送迎」や、主婦ならではの意見として「1週間分の献立が送られてくる」「化粧代行」など、時短ニーズが垣間見える回答が多く寄せられました。他にも、「美容院」「ペット関連」という意見も多く、提携美容院のシャンプー・ブローを利用し放題、ペット関連では犬・猫向けに厳選されたおもちゃやグッズが毎月届くなどのサービスが実際に展開されており、今後の認知度向上によって利用率は高まりそうです。
■時短系サービス ■その他 |
調査概要
Shufoo! 利用者調査
調査エリア: 全国
調査対象者: 「シュフーポイント」会員(全年齢層の既婚女性)
サンプル数: 合計有効回答サンプル数 6,252 名
調査期間: 2019年 7月10日~7月15日
調査方法: インターネットリサーチ
* 本ニュースリリースに含まれる調査結果をご掲載頂く際は、以下のクレジットを必ず明記してください。
クレジット:「株式会社ONE COMPATH『Shufoo!』 調べ」
※1 「株式会社ONE COMPATH」について
地図検索サービス「Mapion」、電子チラシサービス「Shufoo!」などデジタルメディアの運営を中心に事業展開する凸版印刷株式会社のグループ会社。2019年4月1日、株式会社マピオンから社名変更し、それまで凸版印刷が運営していた「Shufoo!」等の事業を承継しました。「Mapion」「Shufoo!」のほか、ウォーキングアプリ「aruku&(あるくと)」、位置情報ゲーム「ケータイ国盗り合戦」、コミュニケーションアプリ「ふたりの」等を運営しています。 URL https://onecompath.com/
※2 「Shufoo!」について
2001年8月より凸版印刷が運営を開始し、2019年4月1日より株式会社ONE COMPATHが運営する20~40代の女性を中心に利用されている国内最大の電子チラシサービス。大手流通各社、地域主力スーパーなど約4,000法人、約110,000店舗が参加。PV数は月間4億PV、ユニークユーザー数は月間1,100万(2019年1月現在)となっています。チラシの閲覧回数や閲覧部分のデータを収集・分析するマーケティング機能も備えています。また、生活者は、スマートフォンやタブレット端末、PCなど様々なデバイスから、日本全国のチラシをはじめとする買い物情報を閲覧することができます。
- <ご紹介に際してのお願い>
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