コラム 調査レポート
電子チラシサービス「Shufoo!」、消費税増税に関する意識調査

2019年08月30日
※掲載内容は公開日時点の情報です。現在と異なる場合がございます。
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主婦の軽減税率理解度はわずか5%未満、小売企業の4割が未だ増税対策「検討段階」
増税前に買いたいモノ「トイレットペーパー」「ティッシュ」がツートップ

凸版印刷株式会社のグループ会社である株式会社ONE COMPATH(ワン・コンパス、本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:早川 礼 ※1)が運営する国内最大級の電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」(※2)は、「Shufoo!」を利用する全国の既婚女性6,364名と、「Shufoo!」企業向けメールマガジンにご登録いただいている企業のべ226社を対象に消費税増税に関する意識調査を行いました。今年10月より消費税率が8%から10%に引き上げとなり、同時に、8%のまま据え置きとなる軽減税率、キャッシュレス決済で買い物をすると最大5%までのポイントが還元される制度もスタートします。「Shufoo!」では、4年ぶりの消費税増税を目前に、主婦の今後の消費行動や新たな制度への理解と、増税対応を控えた企業の動向について調査しました。

≪消費税増税に関する意識調査≫

  • 増税が「今後の買い物行動に影響する」と考える主婦は89.8%とほとんどを占める
  • 軽減税率への理解度は5%に満たず
  • キャッシュレス決済、ポイント還元制度を機に利用増加の兆し
  • 増税前に予め購入しておきたいもの、「トイレットペーパー」と「ティッシュ」がツートップ
  • 増税後に最も節約したいものは「外食」の一方、「旅行」「趣味」などの娯楽関連は優先度低め
  • 小売企業の増税対策、「検討段階」が38.9%
  • 増税に関連するキャンペーンやセール、小売企業の63.9%が「実施予定」、時期は「増税前」に集中

増税が今後の買い物行動に影響すると考える人は約9割とほとんどを占める

10月からの消費税増税に関し、「(日常の買い物行動に)影響がある」「やや影響がある」と答えた方が89.8%となり、増税がほとんどの人の買い物行動に影響を与えることが明らかになりました。この89.8%の方を対象に「増税後、買い物において新たにやりたいこと」を複数回答で聞くと、「ポイントカードをこまめに利用する」が65.1%、「チラシを注意深くチェックして安い日や商品を狙う」が59.7%、「クーポンを集めて利用する」が50.2%となりました。自由回答では、「上記の工夫はすでにやっている」としたうえで、「安い時のまとめ買い」「現金払いのみの店舗での買い物を避ける」といった回答が見られました。

軽減税率の理解度、たったの4.7%!

特定の商品の消費税率を8%のまま据え置きに設定する「軽減税率」ついて、「十分に理解している」と回答した方はたったの4.7%とごく少数であることがわかりました。軽減税率は、各メディアでも取り上げられるなど耳にすることが増えていますが、対象となる飲食料品の中でもお酒には軽減税率が適用されない、外食とテイクアウトでは税率が異なるなど例外的な規則があり、複雑で分かりにくいことが要因と考えられます。

ポイント還元をきっかけに、キャッシュレス決済が利用増加の兆し

増税後、中小規模の店舗やサービスなどを利用した際にキャッシュレス決済を行うことで最大5%のポイント還元が受けられる制度について認知度を調べたところ、「知っている」が63.6%でした。また、「ポイント還元を機にキャッシュレス決済での買い物を増やそうと思うか」という質問では約半数の人が「思う」と答えており、「思わない」と答えた方は2割以下でした。今回の増税をきっかけに、キャッシュレス化の波が高まるのは必至といえそうです。

増税前に最も購入しておきたいものは「トイレットペーパー」!

複数回答で「増税に備えて予め購入しておきたいものはあるか」を聞いたところ、提示した選択肢の中で、「トイレットペーパー」が46.8%、「ティッシュ」が41.3%でツートップとなりました。以降、「シャンプー・リンス」が39.9%、「食器・洗濯などの洗剤」が37.5%、「ボディソープ・石けん」が31.1%と日用品が続きました。次に支持が多かった飲食料品関連を見てみると、「お米」が23.7%、「みりん、醤油などの液体系調味料」が20%と、軽減税率が適用されない「お酒」の17.2%よりも駆け込み購入意向が高いことがわかります。日用品、飲食料品以外では、「化粧品、ヘアケア用品など美容系商品」が23.1%と高く、デパートや百貨店、ドラッグストアなどでの駆け込み需要が予測されます。一方、「PC、タブレット、スマートフォン」「冷蔵庫などの白物(生活)家電」「テレビなどの黒物(オーディオ)家電」などの電化製品や、「服」「かばん、靴」「アクセサリー」などは軒並み10%程度かそれ以下に留まりました。主に「トイレットペーパー」「ティッシュ」といった、賞味期限がなく長期間のストックが可能な商品をはじめとして、日用品や食料品など主に消耗品への駆け込み需要が垣間見える結果となりました。自由回答では「生理用品」や「おむつ」など、女性やお子さまの必需品でありながら軽減税率が適用されない商品の購入意向が反映されていました。

増税後に節約したいものは「外食」と「食費」! 「旅行」「趣味」など娯楽関連は優先度低め

「増税後に節約したいもの」について複数回答で聞いたところ、軽減税率が適用されない「外食」が53.4%とトップで、「食費」が49.4%、「生活雑貨、日用品」が42.3%と続きました。一方、「旅行」は16.5%、「趣味」は11.3%など娯楽関連の優先度は低く、増税後はまず日用品や食費など生活に必要不可欠なものから節約したい主婦が多いと言えます。

小売企業の増税対策、約4割が「検討段階」

主婦の増税対策として駆け込み需要やキャッシュレス化の広がりが見えてきましたが、小売企業の状況はどうでしょうか。「Shufoo!」企業向けメールマガジンにご登録いただいている企業にアンケートを実施したところ、「増税対応の進行具合」について、小売企業36社中61.1%の企業が「順調に進めている」と回答している一方、4割近くの企業が「検討段階」「これから検討」と回答しており、対応の遅れが目立つ結果となりました。自由回答の中にも、代理店が顧客企業の声として受けた「経産省のキャッシュレスの手続きや告知自体もいまいちで分かりにくいとのこと」という意見がみられるなど、目前に迫る消費税増税の対応について、課題が浮き彫りとなりました。

増税に向けたキャンペーンやセール、小売企業の実施予定は6割以上で駆け込み需要に期待!

小売企業36社とメーカー52社に対し「今回の増税に向けてキャンペーンやセールなどの特別施策の実施を予定しているか」を聞いたところ、「予定している」と答えた企業は34.1%でしたが、小売企業のみに絞ると「予定している」が63.9%にのぼり、小売企業のキャンペーンやセールに対する実施意向の高さがわかりました。さらに「予定している」企業に「いつ頃実施予定か」を聞いたところ、「増税前」が全体の70%、小売企業に絞っても65.2%と、過半数の企業が増税前に集中していることがわかり、企業も消費者も増税前の駆け込み購買への意識が高まっていることが浮き彫りになりました。

軽減税率クイズを実施!主婦の正解率を調査

  <軽減税率クイズ>
  1.「水道水」は軽減税率の対象になるでしょうか?
  2.「牛丼のテイクアウト」は軽減税率の対象になるでしょうか?
  3.「みりん」と「みりん風調味料(アルコール分1度未満)」、
     軽減税率になるのはどちらでしょうか?
  4.「オロナミンC」と「リポビタンD」、
     軽減税率になるのはどちらでしょうか?

アンケートの中で、軽減税率に関する理解度をはかるクイズを複数出題しました。まず「『水道水』は軽減税率の対象になるか」という設問では、「ならない」と答えた方が約75%と高い正解率となりました。「水道水」は飲食料品には含まれないと判断した方が多かったと考えられます。
また、「外食」の消費税率が10%に引き上げられる一方、「テイクアウト」は軽減税率が適用となりますが、「『牛丼のテイクアウト』は軽減税率になるか」という設問に対し、35.8%が「テイクアウト」も標準税率であると誤って認識していることがわかりました。
「『みりん』と『みりん風調味料』のどちらが軽減税率になるか」という設問では、正解率が42%と半数を割りました。主に「みりん」はアルコール分を13~14%程度含むため「酒類」に分類されるのに対し、「みりん風調味料」はアルコール分が1%未満となり、「酒類」には分類されず軽減税率の対象となります。いずれも主婦にとって身近な存在である調味料ですが、原材料によって税率が分かれることにより、半数以上が軽減税率の適用範囲の区別がついていないということがわかります。
最後に「オロナミンC」と「リポビタンD」のどちらが軽減税率になるかという設問では、正解率は16.5%にとどまりました。清涼飲料水である「オロナミンC」が軽減税率の対象となり、医薬部外品である「リポビタンD」は標準税率になります。「どちらも軽減税率にならない」を選んだ方が41.4%と最も多く、同じ「飲料」であっても商品分類によって税率に差が出るということをしっかりと理解している方は少数派だということがわかります。
家計を握ることの多い主婦ですが、軽減税率への理解はまだ低く、課題の多い結果であることが分かります。増税までの残り1ヶ月あまりのうちに、複雑な軽減税率の規則についてどれほど理解を浸透させられるかが店頭での混乱を防ぐカギとなりそうです。

9月、10月連続で増税応援キャンペーンを実施!「Shufoo!」が増税時期に嬉しい豪華なプレゼントを贈ります!

「Shufoo!」では、10月からの消費税増税にあわせ、2ヶ月連続でキャンペーンを実施いたします!第1弾は増税直前キャンペーンとして、9月末で終わりになる消費税8%の「8」にちなんだ豪華賞品をラインナップ。現金8万円や高級掃除機のほか、毎日当たるクーポンギフトまで幅広くご用意しております。
第2弾は増税後キャンペーンとして、今回のアンケートで聞いた意見をもとに「増税後節約したい」と声が上がっていたものを賞品に多数ラインナップ。憂鬱な増税を乗り切れるような、主婦の皆さまが当たって嬉しい企画となっておりますので、是非この機会に「Shufoo!」をご利用いただき、キャンペーンに奮ってご参加ください。今後も「Shufoo!」は、ユーザーの皆さまの日常のお買い物が楽しくなるようなサービスを提供してまいります。

・キャンペーン名:
「9月10月連続 増税!応援キャンペーン」
・応募期間:
①増税直前!応援キャンペーン 必要なモノShufoo!で当てよう!
2019年8月30日(金)~9月29日(日)
②増税10%!応援キャンペーン 欲しかったモノShufoo!で手に入れよう!
2019年9月30日(月)~10月30日(水)
・内容:
Shufoo!内で貯めた「シュフーポイント」を使って、豪華賞品が当たる抽選にご応募いただけます


調査概要

「Shufoo!」利用者調査
調査エリア:全国
調査対象者:
・「シュフーポイント」会員(全年齢層の既婚女性)
・「Shufoo!」企業向けメールマガジン配信にご登録いただいている企業
合計有効回答サンプル数:
・「シュフーポイント」会員 6,364名
・「Shufoo!」企業向けメールマガジンにご登録いただいている企業 のべ226社
調査期間:
・「シュフーポイント」会員アンケート 2019年7月29日~8月2日まで
・企業アンケート 2019年8月1日~8月7日まで
調査方法:インターネットリサーチ

* 本ニュースリリースに含まれる調査結果をご掲載頂く際は、以下のクレジットを必ず明記してください。
クレジット:「株式会社ONE COMPATH『Shufoo!』 調べ」

※1 「株式会社ONE COMPATH」について
地図検索サービス「Mapion」、電子チラシサービス「Shufoo!」などデジタルメディアの運営を中心に事業展開する凸版印刷株式会社のグループ会社。2019年4月1日、株式会社マピオンから社名変更し、それまで凸版印刷が運営していた「Shufoo!」等の事業を承継しました。「Mapion」「Shufoo!」のほか、ウォーキングアプリ「aruku&(あるくと)」、位置情報ゲーム「ケータイ国盗り合戦」、コミュニケーションアプリ「ふたりの」等を運営しています。 URL https://onecompath.com/

※2 「Shufoo!」について
2001年8月より凸版印刷が運営を開始し、2019年4月1日より株式会社ONE COMPATHが運営する20~40代の女性を中心に利用されている国内最大の電子チラシサービス。大手流通各社、地域主力スーパーなど約4,000法人、約110,000店舗が参加。PV数は月間4億PV、ユニークユーザー数は月間1,100万(2019年1月現在)となっています。チラシの閲覧回数や閲覧部分のデータを収集・分析するマーケティング機能も備えています。また、生活者は、スマートフォンやタブレット端末、PCなど様々なデバイスから、日本全国のチラシをはじめとする買い物情報を閲覧することができます。

  • <ご紹介に際してのお願い>
  • *本ニュースリリースに記載している会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
  • *ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

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