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【チノケン育児記録・前編】Shufoo!事務局で働く30代共働き世帯の新米パパが育休中に学んだこと(時間の使い方編)

2020年05月27日
※掲載内容は公開日時点の情報です。現在と異なる場合がございます。
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Shufoo!事務局の30代男性社員チノケン氏。周囲から「菩薩」と言われるほど穏やかで優しい性格です。そんな彼に待望の第一子が誕生したのは2019年11月のこと。
それから1ヶ月強が経った12月中旬から2020年1月中旬まで約1か月、上司や周囲に背中を押され、人生初の育児休暇を取ることになりました。
休暇を終えて復帰すると、チノケン氏は新米パパとして恐ろしいほどの成長を遂げ、事務局のスタッフを驚かせました。
ということで、せっかくなので育児休暇中のエピソードを詳しく聞いてみました。
前編・後編の2回にわたってお届けします。前編となる今回は、主に育休中の時間の使い方について、お送りします。

30代の共働き夫婦。家事の分担はもともと「自然なこと」

―はじめに、育休を取ろうと思ったきっかけを教えてください。
よく聞く言葉ですが、赤ちゃんを中心に生活が回るっていうことを実感したことですね。赤ちゃんはいつでも泣くので、そこにつきっきりになることで、妻がいつも通りに家事が出来ない。そんな姿を見て、僕はとにかく自分に出来ることをやろうと思いました。それに、この時期にしか見られない子供の成長をちゃんと近くで見ておきたいと思いました。

―赤ちゃんの誕生が11月で育休が12月中旬からでしたが、この時期を選択した理由は?
初めてのことですしどうしようかと思いあぐねてるうちにその時期になってしまったというのが正直なところです。でも、結果的にこの時期でよかったなと思いました。
出産直後にとるパターンもありますが、初めての子供でライフサイクルがどう変化するかが分からなかったので、なんとなく分かってきた頃に休暇を取ることが出来て良かったです。妻もそう話していましたね。また僕自身も、年末年始ということもあっていつもよりとりやすい時期だったように感じました。

―チノケンさんってそもそも家事やってたんですか?
やるようにしていましたよ。赤ちゃんが生まれる前から、朝の洗濯やお風呂掃除は毎日担当していて、週末には料理を作ることもありました。いわゆる「共働き世帯」なので分担することは自然なことでした。

育児休暇は「休暇」だけど休めない

―では育休中のお話をお聞きします。育休中の時間の使い方を教えてください。
朝起きて洗濯して朝ごはんを作り、あやしたりオムツを変えたりして、気付くと買い物の時間が来てスーパーに買い回りへ。帰ってきたらお昼の準備。時々お昼を食べてから買い物に行くこともありましたね。お昼を食べたら洗濯物を片づけたり、あやしたりミルクあげたりして、そうこうしているうちに夜ご飯の準備が始まって、お風呂の時間になって…

一日が信じられないくらい早いんですよ!

育児休暇って「休暇」って入ってますけど、全然休めないですよ。そんな親の姿を見て赤ちゃんが気遣ってくれたのか、妻の誕生日が年末なのですが、なぜかその日を境に10時間以上寝るようになったんです。それまで夜は3~4時間ごとに起きて、泣いて、そのたびに妻がおっぱいあげて寝不足に…という繰り返しでしたが、急に10時間以上寝てくれるようになったので、「プレゼントか!」と夫婦で笑いました。

―幸せそうだけど目が回りそうです。チノケンさんが育休中にそう感じたってことは、奥さんが1人でこなしている間はもっと大変ですね。
そうですね。妻が一番言ってたのは、自分と赤ちゃんしかいない生活で、外にも出られず散歩もできず家にこもりきりになるので、会話ができる大人が欲しかった、ということ。話せる人が1人いるだけで全く違うと言ってましたね。
それから気分転換の時間を少しでも作ってあげられたこと。僕が育休を取ったことで、妻は散歩したり、ちょっと良いパンを買いに出かけたり、服を買いに出かけたりと気分転換できたようで、これは良かったです。気分転換ってとっても大事だなと思いました。

―なるほど。忙しい中で時間をどう使うかが重要なんですね。
子供を中心に生活が回るからですね。一日が過ぎるのが早すぎて、妻に「手の込んだごはんは作れない」と言ったら、「そうでしょ~!」って言われたことがあります。どうしても時短でちゃっちゃと作れるものが多くなるんですよね。
ちなみに妻が間もなく職場に復帰予定なので、これからの生活がとても不安です…。

家事代行など積極的に利用検討中

―奥さんが復職されたら、ますます「時間」との勝負になりそうです。
そうなんですよ。子供を保育園に預けることはできても、買い物に行く時間の捻出はなかなか厳しい。なので、今は食材を届けてくれるサービスも並行で使えないかと検討しています。平日の受け取りができず土日じゃないと受け取れなかったりするので、そういうところを調べて検討ですね。家事代行サービスも探していますよ。月に1回でもいいから、キッチンやお風呂を一気に掃除してくれる代行サービスがあるといいなあと。

―ありがとうございました!

まとめ

総務省が発表した「平成28年 社会生活基本調査」によると、6歳未満の子供を持つ世帯の夫が家事にかける時間は、20年前と比較すると3倍以上、育児にかける時間は約2.7倍に増加しています。(とは言え、妻の方が圧倒的に家事と育児に時間をかけていて、夫がかける時間はそもそもとっても少ないわけですが)

共働き世帯が増加していることは周知の事実ですが、チノケン氏が「(家事を)分担することは自然なことでした」と語るように、家事や育児に性別は関係なく、お互いに協力し合うことは当たり前だ、という価値観が広がっていくことが、これからの時代にますます求められるのだと思いました。

また、家事代行の話が出ましたが、時間の使い方を考えるとお金の使い方を考えることに繋がります。チノケン氏のような共働き夫婦の消費者ニーズは、こういうところにたっぷりと潜んでいるのだと分かりました。

後編では、食事と買い物のお話を中心にお聞きします。



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