KGI
KGIとは、Key Goal Indicator(重要目標達成指標)の略語で、ビジネスの最終成果目標を定量的に評価するための指標のこと。売上や成約数、利益率などがこれに該当します。
KGIを設定することで、関わるスタッフ全員に、会社や事業の最終的なビジョンを示すことができます。また、やるべきことが明確になり、全員が同じ目標に向かって協力しあうことが出来、モチベーションの維持・向上も期待できます。経営者や管理する側にとっても、進捗状況を把握しやすくなるので、適切な経営判断をくだすことが可能となります。
KGIは最終的な目標なので、KGI達成のためのプロセスが順調に進んでいるかを確認しながら進める必要があります。そのため、中間目標である「KPI」と共に用いられることが多いです。KPIとKGIは結びついた関係にあり、KPIを達成した先にKGIの達成があるように設計します。
例:スーパーの場合
KGI:10月の売上 1,000万円
とした場合、何をしたら売上1,000万円を達成できるのかを考えます。
たとえば、
- 買上げ点数を1.5倍にすることで達成できる
- 1回あたりの購入単価を+1000円することで達成できる
- 客数を1日10人増やすことで達成できる
など、最終目標であるKGIを達成するための施策を考え、数値目標を立てます。
その中で、実現可能性が高く、KGI達成に関連深い目標をKPIとして設定しましょう。
なお、KGI・KPIともに、誰もが共有できる定量的な数値を設定するようにします。例えば「お客様の満足」といった定性的なものはKGI・KPIにすることはできません。これを「お客様アンケートの満足度が平均●点以上」とすれば、KGI・KPIにすることができます。