価格弾力性

「価格弾力性」とは、価格を変えることで需要度がどのように変化するかを数値として表したものです。言い換えると、価格を変更した際に商品を欲しいと思う客がどのくらい増減するか、を表した指標になります。

【計算式】需要の価格弾力性=需要の変化率(%)÷価格の変化率(%)
※絶対値で計算(マイナスの値がある場合もプラスで計算)

〇需要の価格の弾力性>1:価格弾力性が高い(大きい)
➡価格を変えることで需要に大きな変化が起きる

〇需要の価格の弾力性<1:価格弾力性が低い(小さい)
➡価格を変えても需要はあまり変わらない

例)
ある商品を5%値上げしたときに、需要が10%減少した場合
0.1÷0.05=2
➡需要の価格弾力性は「2」となり、価格弾力性が高いため、価格を上げる割合を下げたり、付加価値をつけるなどの工夫をしないと、売上が減少する可能性が高い

一般的に、医薬品や食品などの必需品は価格の弾力性が低く、値段を上げても需要は変動しにくいのに対し、旅行やジュエリー等の嗜好品や代替可能な商品は価格の弾力性が高く、値段を上げることで需要が減少しやすくなる傾向があります。

商品の値段を変更したり特売品等の企画を行う際は、価格の弾力性を考慮しつつ、利益率を確保することが重要となります。

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