コラム
調査レポート
電子チラシサービス「Shufoo!」、土用の丑の日に関する意識調査
鹿児島産うなぎが人気1位!最もうなぎを食べる県1位は島根、トップ10全て西日本
レンチンなど「家事からの解放」も魅力。フードロス削減が急務も予約購入は少数
凸版印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)と、凸版印刷のグループ会社である株式会社ONE COMPATH(ワン・コンパス、本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:早川 礼、以下 ONE COMPATH)は、ONE COMPATH が運営する国内最大級の電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」を利用する全国の男女37,421名を対象に、土用の丑の日に関する意識調査を行いました。今年の土用の丑の日は7月28日。まだまだ外出自粛は続く見込みですが、消費者がどんな計画を立てているのか、傾向が見えました。
目次
- 1 鹿児島産うなぎが人気1位!最もうなぎを食べる県1位は島根、トップ10全て西日本レンチンなど「家事からの解放」も魅力。フードロス削減が急務も予約購入は少数
- 2 「土用の丑の日」、半数がうなぎを食べる
- 3 うなぎを食べる割合、トップは島根県の59.4%!上位10位全て西日本!
- 4 魅力は手軽さにあり「メニューを考えなくていい」「自分で作らなくていい」
- 5 うなぎの予算、一人あたり1,000~2,000円が54.3%
- 6 「うな重」派と「長焼き」派が3割強で拮抗
- 7 うなぎは質!鹿児島県産が63.8%で堂々の1位
- 8 おいしいうなぎを、手軽に食べたい。57.7%がレンチン!
- 9 今年の「土用の丑の日」は自宅で!
- 10 予約派は少数派!フードロス削減には販売者側と消費者側の相互理解が課題
- 11 調査概要
●「土用の丑の日」、半数の人がうなぎを食べる。
●最もうなぎを食べる割合、トップは島根県の59.4%!上位10位全て西日本!
●手軽さが魅力!作らなくていい・考えなくていい・レンチンでOK
●一人あたりの予算は1,000円~2,000円が54.3%
●「うな重」派と「長焼き」派が3割強で拮抗
●うなぎは質!鹿児島産うなぎが圧倒的1位
●今年の「土用の丑の日」は自宅で!
●予約派は少数派。フードロス削減には販売者側と消費者側の相互理解が課題
「土用の丑の日」、半数がうなぎを食べる
今年の「土用の丑の日」に食べるものについて、49.4%が「うなぎ」を選択しました。一方で45.8%が「特になし」と回答し、二分する傾向があることが分かりました。少数派の意見では、「土用しじみ」3.1%、「“う”がつくもの」2.7%、「土用餅」1.9%などがありました。「牛肉」を食べる人も1.7%と少数派ですが、今年は丑年ということもあり、牛肉を使った商品が多く出回る可能性がありそうです。
うなぎを食べる割合、トップは島根県の59.4%!上位10位全て西日本!
前問で「うなぎ」と回答をした割合の多い都道府県別ランキングでは、1位が島根県の59.4%でした。江戸時代、出雲産のうなぎは大阪に運ばれ、その輸送ルートを「うなぎ街道」と呼んでいたそうです。今もうなぎは島根県の人々にとって身近な存在として受け入れられているのかもしれません。2位に山口県、3位に香川県と続き、上位10位全てが西日本の府県であることが分かりました。
魅力は手軽さにあり「メニューを考えなくていい」「自分で作らなくていい」
うなぎを食べると回答した人を対象に、土用の丑の日にうなぎを食べる理由を聞くと「恒例行事だから」が72.6%となりました。うなぎを食べて土用の丑の日を実感することで、季節の節目を感じる人が多いのかもしれません。
また、「メニューを考えなくていいから」が21.0%、「自分で作らなくていいから」が15.4%となりました。献立を考えたり日々の食事を作ったりという「家事からの解放」の機会と捉える人が多くいることも注目の結果といえそうです。
「その他」の自由回答の中では、「うなぎが好きだから」「食べたいから」「おいしいから」といった意見が多数集まり、うなぎが多くの人たちに愛されていることが分かります。
うなぎの予算、一人あたり1,000~2,000円が54.3%
うなぎの一人あたりの購入予算については、1,000~2,000円が最多で54.3%となりました。ついで1,000円未満の22.7%、3,000~4,000円の18.2%という結果でした。一人の一食分の食事予算と考えると高く感じますが、うなぎは高級食材であることから、多くの人がうなぎ用の予算を確保しているようです。
「うな重」派と「長焼き」派が3割強で拮抗
どんなうなぎ料理を購入するのかを聞いたところ、「長焼き」が33.7%、「うな重」が33.6%とほぼ互角となりました。また、“うな重よりもうなぎの量が少ない”といわれる「うな丼」については、24.8%でした。細切りにしたうなぎをごはんと混ぜて食べる「ひつまぶし」は7.6%でした。名古屋名物として知られていますが、「真空パックの長焼き・串焼き」の10.4%、「串焼き」の7.7%、と肩を並べていることから、うなぎ料理のスタメンとして受け入れられていることが分かります。
うなぎは質!鹿児島県産が63.8%で堂々の1位
うなぎを購入する際に重視することでは、「日本産」が65.3%で1位でした。「産地のこだわり」も17.9%いることから、質にこだわりたい人がいかに多いのかが分かります。
さらに、前問で「産地のこだわり」と回答をした人を対象に、どの産地のうなぎを購入予定かを聞くと、鹿児島県が63.8%となり、他を寄せつけず1位となりました。実際、生産量を見ても鹿児島県は1位です※1。うなぎ王者は、鹿児島県ということが分かりました。
※1 うなぎの生産量について
日本養鰻漁業協同組合連合会の発表によると令和元年の鹿児島県の生産量は7,086 トンで全国1 位。2 位は愛知県の4,362トン。
おいしいうなぎを、手軽に食べたい。57.7%がレンチン!
前問で、うなぎの質にこだわる人が多いことが分かりましたが、一方で購入したうなぎ料理をどのように食べるかを聞くと、「電子レンジで温める」が57.7%でした。前述の通り「作らなくていい」「献立を考えなくていい」といった手軽さに支持が集まる中、さらにレンチンでOKというのも大きな魅力になっているようです。
今年の「土用の丑の日」は自宅で!
どこで「土用の丑の日」の食事をとるか、という質問では、「自宅」が94.5%となりました。今年の土用の丑の日は自宅で過ごす人が多いことから、自宅で楽しめる商品ラインナップに期待ができそうです。
予約派は少数派!フードロス削減には販売者側と消費者側の相互理解が課題
「土用の丑の日」の食事をどのように準備するか、緊急事態宣言やまん延防止重点措置などの制限がある場合と、ない場合の2パターンで聞いたところ、「事前に予約する」は、制限ありの場合が16.0%、制限なしの場合が15.6%で、ほぼ同じになりました。予約をする人は少数派であるといえます。
近年、恵方巻やローストチキンなど、いわゆる「ハレの日消費」のために出回る商品が余り、大量廃棄されてしまうことが社会問題になっています。SDGsが声高に叫ばれる今、フードロスの削減は地球規模の課題です。消費者側が積極的に予約システムを利用すると、販売者側はどのくらい生産すべきかを見積もりやすくなり、フードロスの削減は実現しやすくなるでしょう。フードロス削減の課題解決には、販売者側と消費者側の相互理解がカギを握っているといえそうです。
調査概要
「Shufoo!」利用者調査
調査エリア:全国
調査対象者:「シュフーポイント」会員(全年齢層の男女)
サンプル数:合計有効回答サンプル数37,421名
調査期間:2021年5月26日~6月8日
調査方法:インターネットリサーチ
*本ニュースリリースに含まれる調査結果をご掲載頂く際は、以下のクレジットを必ず明記してください。
クレジット:「凸版印刷・ONE COMPATH『Shufoo!』調べ」
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