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アルコール離れの打開策?海外で定番になりつつある「モクテル」とは

2020年07月06日
※掲載内容は公開日時点の情報です。現在と異なる場合がございます。
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モクテル」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか。成人のアルコール離れが進むといわれる中、注目されている飲み物のひとつで、身近な材料で作ることも可能なものです。この記事では、モクテルとは何かを紹介し、注目されている背景や簡単レシピなどについても解説していきます。

モクテルの意味とは?カクテルとは何が違う?

モクテル(MOCKTAIL)は造語です。「似せた」「模造」という意味の「mock(モック)」と、「cocktail(カクテル)」を組み合わせたイギリス発のドリンクのことで、ノンアルコールカクテルのことを指します。

モクテルという言葉は、まだ日本ではそれほど認知度が高くありません。しかし、海外では多くの人がモクテルを楽しんでおり、世界中のバーやレストランなどの飲食店では定番メニューになりつつあります。今後、日本でも取り扱う店舗が増えていくと注目されています。

モクテルが注目されている背景

モクテルが注目されていることには、複数の背景があります。

アルコール離れによる需要の転換が見込めるから

年々、成人のアルコール離れは加速しています。国税庁の「酒レポート(平成31年3月)」によると、成人1人あたりの酒類の消費量は、平成4年度の101.8Lをピークに減少し、平成29年度には80.5Lまで落ち込んでいます。

参考 国税庁「酒レポート(平成31年3月)」 
https://www.nta.go.jp/taxes/sake/shiori-gaikyo/shiori/2019/pdf/000.pdf

その一方で、ノンアルコール飲料の市場は、10年で4倍以上に拡大(※)しています。特に、若者のなかにはお酒をほとんど飲まない人も多く、ノンアル志向の若者が増加傾向にあります。

参考 ノンアルコール飲料に関する消費者飲用実態・意識調査 サントリー ノンアルコール飲料レポート2019
https://www.suntory.co.jp/news/article/13483.html

「ゲコノミクス」と呼ばれる経済効果が期待できるから

ゲコノミクス」とは、体質的にお酒が飲めない下戸が開拓する経済圏のことを指しており、今後さらなる経済効果が期待できるといわれています。ゲコノミクスの経済効果は3,000憶円(※)ともいわれていることから、外食産業を中心に注目を集めています。

参考 日本経済新聞電子版 2020年2月29日付 「下戸が動かす「ゲコノミクス」 経済効果3000億円?」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56131670X20C20A2H11A00/

下戸も妊婦もみんなが楽しめるドリンクだから

経済的な面以外にも、そもそもお酒が飲めない人もみんなで一緒に楽しめるというメリットがあります。下戸のなかには、飲み物の候補が少ないことで「飲み会は憂鬱だ」と感じている人も多いかもしれません。また、もともと下戸でなくても妊娠中であればアルコールの摂取は控えなければなりません。ほかにも、「お酒は飲めるけれど、あえて飲まない」という「ソーバーキュリアス」と呼ばれる方たちもいるなど、お酒の飲みすぎによる健康被害などの問題を考慮して、アルコールと上手に付き合っていく方法を考える人は増えつつあります。

このように、それぞれの体質や好みなどから、成人していてもお酒を飲まない人は、意外とたくさんいます。様々な事情をひっくるめても、老若男女問わずみんなが楽しみながら飲めるということがモクテルの最大の魅力です。

飲酒運転が抑制できる可能性も

飲酒運転は厳罰化されてきてはいるものの、未だ悲惨な事故はなくなってはいません。

お酒を飲まない人が増えてきている中で、今後はおいしく見た目もおしゃれなモクテルの認知度がアップし、ノンアルコールドリンクが飲み会の定番メニューとして定着すれば、飲酒運転の抑制につながっていくかもしれません。

モクテルの人気メニューと気軽に作れる厳選レシピ7つ

モクテルは、特別な材料を用意しなくても店舗や家庭にあるものを使って作れるメニューがたくさんあります。ここからは、スーパーで手に入る材料で作れる、人気のモクテルレシピを紹介していきます。

ピンクレモネード

可愛らしい見た目が特徴のピンクレモネードは、女性に人気のモクテルです。少量のクランベリージュースにレモネードをお好みで注ぐと完成です。

メロンボール

かき氷用のメロンシロップを少量グラスに注ぎ、その上から静かにオレンジジュースを入れていきます。緑とオレンジの美しいコントラストが再現できたら成功です。

ノンアルコールシャンパン

ノンアルコールシャンパンは、グレープフルーツジュースとジンジャーエールを混ぜるだけで完成する、誰でも簡単に作れるモクテルです。配合はお好みで変えてみると、自分好みの味わいが楽しめます。

シャーリー・テンプル

ジンジャーエールをベースとしたシャーリー・テンプルは、ノンアルコールカクテルの代表格です。はじめにグレナデンシロップ(15ml)とライム汁(15ml)をグラスに入れておき、ここにジンジャーエール(200ml)を入れて混ぜます。ライムがない場合は、レモン汁でも代用できます。

シンデレラ

甘い口当たりが特徴のシンデレラは、とても有名なノンアルコールカクテルです。作り方はとても簡単で、オレンジジュース・パイナップルジュース・レモネードを1:1:1の分量で混ぜ合わせ、シェイクするだけです。

ウォーターメロン・スラッシュ

ウォーターメロン・スラッシュは、スイカ(300g)とアーモンドミルク(300ml)をミキサーにかけて作ります。飲んでみて甘みが足りないと感じたときは、砂糖かはちみつを足してみましょう。アーモンドミルクがない場合は、牛乳でも代用できます。

バージン・モヒート

カクテルとしておなじみのモヒートも、ノンアルコールで作ることができます。ライム汁(30ml)にブラウンシュガー少々と数枚のミントを入れてよくかき混ぜます。混ぜることでミントの葉が傷付き、スッキリとした香りが楽しめるようになります。ここにレモネード(またはジンジャーエール)を150ml注いで、ミントの葉を飾ると完成です。ライム汁がない場合はレモン汁で代用しましょう。

まとめ

モクテルは、イギリス発祥のノンアルコールドリンクです。日本ではゲコノミクスやアルコール需要の転換が背景にあるため、飲食業界では特に注目されている飲料といえるでしょう。

一般的なソフトドリンクとは異なり、通常のカクテルと同じようにひと手間をかけて作られたモクテルは本格的な味わいで見た目もおしゃれです。そのため、店舗でモクテルを提供すれば、顧客満足度が向上するだけでなく、販売単価を上げる効果もあります。小売店であれば、店頭にモクテルの簡単なメニューを記載したPOPを設置するなどの施策を行うことで、新しい購買につながるのではないでしょうか。話題のモクテルを、ぜひ一度お試しください。


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