DX
DXとは、Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)の略語で、データやデジタル技術を活用して、ビジネスや生活をより良いものへと変革させるという概念のことです。
「デジタル化」と混合されることが多いですが、デジタル化はアナログをデジタルに変化させることを指す一方で、DXはデジタル化を通じてビジネスを発展・変革させる意味合いがあります。
たとえば、飲食店の注文をタブレット経由にした場合、人件費の削減や、聞き間違い等による食材廃棄の可能性が減ったり、会計の金額の計算も楽になり、多くのメリットがあります。タブレット端末を導入するだけではデジタル化ですが、そのタブレット内で注文履歴に応じたおすすめ(レコメンド)を行うことで、購入単価の向上に繋げることができるかもしれません。このように、ビジネスを発展させることがDXになります。
DXのメリット
DXを導入するメリットとしては、作業時間の短縮や人件費削減による生産性や正確性の向上が挙げられます。「働き方改革」の要請からDXの推進が進められている一面もあります。
また、データを収集しやすくなることから、市場や消費行動の変化に迅速かつ柔軟に対応できるようになり、新たなサービスやビジネスモデルの開発が活性化することも期待されています。
さらに、自然災害など不測の事態があっても、被害を最小限に留めて事業を継続する「BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)」の対策にも有効です。