O2O
O2O（オーツーオー）とは、Online to Offlineの略語で、インターネット上で情報発信を行い、実店舗での購買行動を促すマーケティング施策のことです。インターネットやスマホ、SNS・口コミサイトの一般化により、リアル店舗でも効率よく集客するには、ネットを活用した情報発信が必須となったことから、O2O施策の需要が高まっています。効果測定が容易となることや、メリットを得た顧客のSNSによる拡散なども期待できるのが特徴です。
O2O施策例
- 来店動機となるオンラインクーポンの発行
- ECサイトで店頭在庫を確認して、試着を店舗で行うように促す
- 位置情報を活用したプッシュ通知
- SNSやLINE、メルマガ等、継続的に顧客との接点を持ち、情報発信を行う
類義語「オムニチャネル」
オムニチャネルとは、オンラインとオフラインの区別をつけずに、シームレスで便利な購入体験を提供する施策のことです。ECサイトと実店舗の区別がなく、どこで購入しても、同様の価格と利便性を得ることができる仕組みになります。
O2Oと同様に、実店舗とオンライン施策を組み合わせて行うマーケティング手法ですが、O2Oは、オンライン→オフラインの実店舗への誘導が目的です。主に新規客獲得のために、オンラインネットワークを活用して広く見込み客にアピールを行い、実店舗での購入へと誘導します。
一方のオムニチャネルは、主に既存顧客を対象に行う施策で、ファンの拡大と囲い込みにより、長期的な売上増を期待できるのが特徴です。
