コラム 販促・集客
看板で顧客獲得!集客効果をアップする看板設置のポイント

2021年03月12日
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執筆者
アートオフィス ポルト 城戸 千津

アートオフィス ポルト 城戸 千津

広告プロデューサーとして視覚的に正しい戦略を立案。集客力・販売力アップのため反響の出る広告企画・制作を行う。ホームページ、SNS、動画などさまざまなツールを活用しながら集客するノウハウがインターネット上に溢れている現在、戦略なしに成果につなげるのは容易ではなく、集客も販売も戦略を元に動くことが重要と広告コンサルティングも行なっている。商工会議所においては、広告広報の専門家として、各企業にも派遣されている。それぞれの会社の強みを理解し、戦略的な広告宣伝計画の策定や広告ツール作成、企業広報、商品開発からブランディングまでの【BtoC集客戦略コンサル】が人気。

看板はお店の存在を知ってもらうための重要な集客ツールです。特に、同じエリア内に競合が多く存在する飲食店、美容サロン、美容院、カフェなどは、オンラインでの集客同様にオフラインでの集客も大切です。
「いろいろな努力をしているけれど、思うようにお客様が増えない……」といった悩みがある場合は、看板を見直すことが一つの方法です。ここでは、看板の役割や種類、設置のポイントを紹介します。

看板の3つの役割

看板の主な役割は、認知・宣伝・誘導の3つ。つまり、看板の前を通った人々に、お店の存在を知ってもらい、魅力を伝えて、店内に足を運んでもらうことが役割です。戦略的に看板を使用することで集客アップやイメージアップなどが期待できます。看板は、デザインが良くても設置する位置や方向、場所によっても効果が変わります。

せっかく設置した看板も全然見てもらえなければ効果は見込めません。看板を設置するポイントをしっかりおさえて、宣伝効果を見込めるものを作ることが大切です。

看板の種類

それでは看板の種類を見てみましょう。ここでは、代表的な3種類の看板を紹介します。

壁面看板

撮影:株式会社ONE COMPATH

壁面看板はビルや店舗など建物の壁面に設置する看板です。壁面に大きなスペースが確保できれば、より目立つ広告となります。道路に面したビルや大通り沿いの建物などの壁面に設置ができるとより集客効果が期待できます。

自立看板

自立看板は建物や店舗のサイン(印)として使用される看板です。縦長や二本足などのタイプがあり、地中から基礎工事をして施工します。道路沿いや歩行者通行沿いに設置することが多く、少し遠くからでも見える視認性の高い看板です。

スタンド看板

スタンド看板は工事が不要で自立して立っている小型の看板です。小型で運びやすいため、場所を移動したり、閉店時は店内に入れておいたりすることができます。スタンド看板はさまざまな用途で使うことができ、店頭を彩る飾りの役割や、セール・商品情報、メニュー一覧を通りがかった人に伝える役割などを与えられます。

スタンド看板にはいろいろな種類があり、それぞれ特長の違いがあります。主な3つのスタンド看板を見ていきましょう。

A型看板

看板を横から見たときにアルファベットの「A」の形に見える看板です。飲食店で使われていることが多く、一度は目にしたことがあるのではないかと思います。

アルミや木製の素材があり、木製のものはチョークやペンで手書きの文字やイラストを描くことができます。両面表示タイプと片面表示タイプがあり、両面表示タイプは通りの両サイドから見てもらえるメリットがあります。一方で、片面表示タイプは店頭にあまりスペースがなく、正面のみへアピールしたい場合に役立ちます。

バナースタンド看板

バナースタンド看板とは、自立式の旗や幕のことです。イベント会場や、広い商業施設の中で使われていることが多いかと思います。

バナースタンド看板は、印刷したバナーをスタンドにつけることができます。印刷面が大きく、少ないスペースで最大限のアピールができるのが特長です。また印刷したバナーは取り外しができるので、脚を折りたたむと、さらにコンパクトになり持ち運びに便利になります。

電飾スタンド看板

電飾スタンド看板は、蛍光灯やLEDなどの光源により看板の内側から照らすタイプです。夜間や暗い場所で目立たせたい際の看板として役立ちます。商品によっては自動ON/OFFタイマー機能がついているものもあります。

看板集客を効果的にするポイント

看板を効果的に活用するには、看板の

  • デザイン(サイズ・素材含む)
  • 内容
  • 設置場所

が重要な鍵となります。

デザインは、目立たせることが重要です。そのためには設置する現地の下見が重要となります。設置場所周辺の色合いや周辺他店の看板サイズ・素材なども確認しておきましょう。例えば、オフィス街のビルの中に木製の手作り風看板を設置したり、周辺に緑が多い場所にはスチール看板を置いたりして、目立たせる工夫が必要です。

内容では、情報を詰め込み過ぎないように注意しましょう。情報が多いほど煩雑になり、看板を見ても情報が瞬時に頭に入ってきません。基本的には一瞬で認知できる内容にする必要があり、情報の優先順位を整理し、本当に必要な情報だけ盛り込みましょう。
また、選別した情報のなかでも強調したいものがあるときは、文字の大小で差別化したり、太めのフォントを使用したりするのも一つの工夫です。フォントのデザインでいうと、遠くからでも読みやすいデザインにする必要があります。その際はユニバーサルデザインフォント(UDフォント)を使用するのがおすすめです。

設置場所で大切なことは、見える位置・高さに置くことです。人々が集中する場所などの通行方向や生活動線、流れなどを確認します。流れに平行に置いてしまうと看板自体を認識できませんので、通りがかる人の目線と垂直になるように設置しましょう。また、目に入る高さを意識することが重要です。歩行者に訴求したい場合と車の運転者に訴求したい場合では設置する高さは異なります。歩行者や運転者に看板がどのように見えるかを実際にシミュレーションして設置場所を決めるようにしましょう。

こうしたポイントを踏まえて実際に制作した看板を紹介します。

周囲との差別化を図ったスタンド看板(医療・美容系店舗)

撮影:アートオフィス ポルト 城戸 千津

このお店はビルの3階にあり、建物の周りに人通りは多いもののオープン当時は集客以前にお店の存在を認知してもらうことが難しい状態でした。

そこで、人通りが多いビルの入り口付近にスタンド看板を設置すると、通りがかった人を中心に認知が広まりました。周囲にはない雰囲気を作り出すために、あえて木製の手作り風の看板を使用。看板には情報を日替わりで掲載するなどして、「通行人がつい立ち止まってしまう」看板となりました。

周辺住民に喜ばれている自立看板(パソコン教室)


撮影:アートオフィス ポルト 城戸 千津

住宅街の中にできたパソコン教室。大通りは無く、人通りが少ない場所です。教室自体が住宅に埋もれてしまう雰囲気があったため、二本足の自立看板を設置しました。

住宅街という立地から夜になるとまわりに明るい建物がないため、照明を取り付けて暗くなったら明かりを灯すことで目立つ看板となりました。周りの住人からは防犯上も喜ばれることとなり、認知・宣伝もスムーズに、そして誘導にも役立っています。

看板集客がうまくいかない場合のチェックポイント

ここでは、集客看板がうまくいっていないと感じたときにチェックしたいポイントをまとめました。看板の効果があまり感じられないときは以下の項目を確認してみてください。

  • 周囲と比べて目を引くデザイン(サイズ・素材含む)になっているか?
  • 周囲の景色と同化していないか?
  • 業種業態がわかりやすくアピールできているか?
  • 情報を盛り込みすぎてはいないか?
  • 看板面は、通行人の進行方向に対して垂直に設置しているか?
  • 通行人の読みやすい高さか?
  • 通行人の目線と看板の間に障害物はないか?

まとめ

ここで紹介した看板以外にもさまざまな種類のものがあります。自店の環境や狙いを整理し、ポイントをおさえて効果の見込める看板を選んで活用するようにしましょう。

また、看板は通りすがりのお客様を集客するために重要な手法ですが、さらにお客様を増やしたい場合は、他の集客方法と掛け合わせることも重要です。
他の集客方法を選定する場合は、エリアをセグメントし、行動喚起に繋がるようなメディアを選定しましょう。電子チラシサービスShufoo!(シュフー)は店舗周辺のユーザーに配信ができる上にチラシや店舗の情報を自ら知りたいと思っている能動的な方々のため、来店・購買などの行動に結び付きやすいのが特徴です。様々な業種で活用されていますので、是非ご検討ください。
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