導入事例 小売

【杏林堂】LINEチラシにトクバイも併用！6つのアプリの同時運用で実現した「全方位的ターゲティング戦略」

企業名

株式会社杏林堂薬局

店名

杏林堂

業態

小売（調剤薬局、スーパードラッグストア）

店舗展開

静岡県遠州地域を中心に95店舗を展開

プラン

基本プラン来店検知

■ご利用プラン
【基本プラン】
チラシ、タイムライン、ピックアップ、お気に入りクーポン、イベントカレンダー、動画チラシの6つの機能が使えるプラン。掲載自体は無料、ユーザーに見られた段階で費用が発生する形になり、ご予算に応じたプランニングが可能なメニュー。1店舗から利用可能。

【来店検知】
チラシ閲覧者が実際に来店したかどうかを計測できるメニュー。
※内容は取材当時のものです。プランなど現在と異なる場合がございます。

～静岡県内に95店舗を展開する地域密着型ドラッグストア「杏林堂」様の活用法～

スーパーマーケットやドラッグストアなどの小売店は紙のチラシを使って集客をしていますが、新聞の購買率の低下を理由に、アプリを使ってデジタルチラシを届ける店舗が増えています。チラシを届けるアプリはShufoo!だけではなくLINEチラシやトクバイなどいくつも存在します。
そして利用するアプリは1つに絞る傾向にあります。一方、静岡県内に95店舗を展開するドラッグストアの杏林堂はShufoo!を含めて６つのアプリにデジタルチラシを配信。同時に複数のアプリを運用することで、集客にどんな影響があるのでしょうか？ マーケティング部販売促進企画室の室長・高須氏に、アプリを同時運用するメリットを聞いてきました。

折り込みチラシ、SNSにアプリと複数の媒体に店舗のお得情報を配信

ー杏林堂はドラッグストアとのことですが、どんなお店なのでしょうか？

高須氏「現在、静岡県内に95店舗を展開する調剤薬局・ドラッグストアが杏林堂です。95店舗のうち13店舗が調剤薬局、残りの82店舗がドラッグストアとなります。お店の特徴としては、従来のドラッグストアに収まりきれないほどの品揃えです。全店舗ではないのですが、惣菜や生鮮食料品も置いており、スーパーマーケットとドラッグストアが合体したよう店内となっています。また品数が多いため、店舗面積も大きく、一般的なドラッグストアの店舗面積がおよそ200〜250坪であるのに比べて、杏林堂の多くが500～600坪もあります」

ー競合は他のドラッグストアになりますか？

高須氏「もちろんそうですが、私どもが特にベンチマークしているのがスーパーマーケットです。他にもホームセンターもチェックしますが、小売店の中ですとスーパーマーケットが１番の競合だと思っております」

ー販促活動はどういったことをされていますか？

高須氏「１番力を入れているのが、毎週の折り込みチラシです。毎週約70万世帯にチラシの折込を実施しています。この数字を見ると、紙のチラシは有効な販促ツールと思えますよね。ただ若年層を中心に新聞を読まない層が増えていることも事実。そういったこともあり私どもはデジタル販促にも力を入れています。まずはSNS。YouTubeやFacebook、Twitterを使って情報を発信して、さらにチラシアプリも運用しております」

ポイ活好きで買い物意欲の高いユーザーがShufoo!を利用

ーチラシアプリを複数媒体、利用しているそうですね。

高須氏「はい、Shufoo!はもちろんのこと、LINEチラシ、トクバイ、Super Point Screen（楽天チラシ）、DELISH KITCHEN、クラシルの6つのアプリにデジタルチラシを掲載しております。なお、これらのアプリでは、紙の折り込みチラシ掲載はもちろんのこと、Web媒体用に制作したデジタルチラシも載せています」

ー6つのアプリに情報を発信する際、情報の棲み分けをしていますか？

高須氏「情報の棲み分けをしているというよりは、あらゆる層をカバーするために6つのチラシアプリを利用しています。例えばLINEチラシは若年層に強く、かつ広範囲に届けられるので利用しています。ただ買い物意欲の高い層にリーチできるかと言うとそうではありません。LINEチラシにはポイント目的のユーザーもいますので、届けたいユーザーに着実に届けられているか不明なところもあります。一方、トクバイは買い物意欲の高いユーザーが利用しています。Shufoo!も同じデジタルチラシアプリですが、トクバイとの違いはポイントを貯められる点。ポイ活もやる買い物意欲の高いユーザーに届けられる媒体がShufoo!かと思っています」

ーDELISH KITCHENとクラシルのようなレシピアプリと、Shufoo!のようなチラシアプリのユーザー層に違いはありますか？

高須氏「レシピアプリのユーザーは、『作りたい料理があり、その材料を買い求める』方々です。チラシアプリは買い物をする行為そのものが優先傾向にあるユーザーが多いようです。どちらのアプリも買い物への意識が強いユーザーが利用しています」

ー6つを比べた時、Shufoo!だけが持っている特徴はなんだと思いますか？

高須氏「他のアプリは効果検証する際、PV数が基準となっているのに対して、Shufoo!は閲覧数や来店数が基準となっている点が違いかと思っております。またエリア配信できることも特徴です。例えば、浜松市中区に新店舗をオープンするとなれば、その地域住民をターゲティングして情報を配信できるといった利用方法が可能です。そのほか、ASPを使って、紙のチラシとサイトを連携できる点は助かっています。今まで、紙のチラシをサイトにアップする時、店舗ごとのチラシをアップするのは大変なので、全店舗共通のチラシしかアップできなかったんですが、今はShufoo!と店舗サイトが連携しているので、Shufoo!に各店舗のチラシをアップすれば自動的に店舗サイトのチラシも更新されます」

複数のアプリにデジタルチラシを配信することであらゆる層に情報を届けることができる

ー2021年10月よりShufoo!を導入されています。導入にあたり苦労はありましたか？

高須氏「苦労とは言い切れないのですが、上層部にShufoo!導入を説得するのはそれなりの労力を要しました。すでに他のチラシアプリを使っていたのに、それにプラスしてShufoo!を導入するためには、全員を納得させるための資料が必要でした。そこは（運用元の）ONE COMPATHの営業担当が、一緒に資料作りをしてくれたので助かりました」

ー上層部を説得するために使ったキラーワードのようなものはありましたか？

高須氏「キラーワードではないのですが、すでに利用しているチラシアプリではリーチできない消費者がShufoo!を利用しており、その層に杏林堂のチラシを届けましょうと言いました」

ー杏林堂さんはある時点からPV数やUU数が伸びました。その要因はなんだと思われますか？

高須氏「私たちは紙のチラシとは別にWeb限定の日替わりチラシを打っており、日替わりチラシを投稿し始めてから数値が伸びました。あとはチラシのデザインも工夫しています。見せ方を試行錯誤しながら、ベストなチラシのデザインを作っているんです。こういった臨機応変に動ける理由はチラシの制作チームを社内に抱えているからです。チラシを内製化しているのは杏林堂の強みと言えますね」

ー今後、Shufoo!でやってみたいことはありますか？

高須氏「動画配信をやってみたいですね。静止画に比べて情報量が多く、訴求力は強いと思っています。動画を流せる環境が整えば、お勧め商品やメーカー様とのタイアップ企画や杏林堂オリジナル企画などを流したいです」

ーShufoo!はどんな企業が使うと良いと思いますか？

高須氏「スーパーマーケットやドラッグストアに、電気屋さんなど小売店であれば、販促に有効なツールだと思います」

ー最後の質問になります。複数のアプリにチラシを掲載するメリットはなんでしょうか？

高須氏「あらゆる層にアプローチできることです。折り込みチラシが届いている層は60代以上が多いのですが、チラシアプリを使うことで50代以下の層にも情報を届けられていると思っています。Shufoo!のユーザーは30代、40代が中心ですので、その層にアプローチできます。トクバイですとそれより上の年代の方にリーチできる。こうようにあらゆる層の囲い込みを狙いたいと思っています」

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【取材協力】
株式会社杏林堂薬局（本社：静岡県浜松市）
医薬品・化粧品・生活雑貨品・食品等・美と健康に関する商品の販売を行う調剤薬局、スーパードラッグストア。2022年8月時点で静岡県遠州地域を中心に展開。
https://www.kyorindo.co.jp/

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