コラム 販促・集客
【販促】スーパーの店頭でお客様の心を動かす売場づくりの3つのポイント

2019年07月24日
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現代の生活において、なくてはならない小売店のひとつにスーパーがあります。スーパーに行けば新鮮な生鮮食品や便利な加工食品が常に取り揃えられ、そのひとつひとつが日本の食卓を支えているといっても過言ではありません。

そんな高い需要のあるスーパーですが、実は顧客や売り上げを確保するためにはポイントを押さえた販促活動が不可欠です。 そこで今回は、スーパーの店頭でどのような施策が販売促進につながっているのか、3つのポイントに分けて徹底調査していきます。

ポイント① 女性客が圧倒的に多いスーパーの店頭は「清潔感」が大切!

スーパーの来店客を性別で見ると、女性客が8割以上を占めると言われています。なかでも「家族の食事=健康」を担う主婦層にとって、スーパーにおける「清潔感」は店舗の印象を大きく左右する要素のひとつです。
店舗の内外装から感じられる清潔感は消費者にとって漠然とした安心感につながります。

なぜなら、清潔感のある店舗は衛生面に手が行き届いていることの証。衛生面が保たれていることは「鮮度管理」や「商品管理」が適切に行われているというイメージに直結するからです。

また、食品(特に生鮮)を多く扱うスーパーにおいて、鮮度管理・商品管理は商品の質を左右する重要な業務。食品を巡る昨今のニュースから、消費者は食品の安全性に対し特に敏感なアンテナを持っています。

同じ食品を購入するとしても、「より管理が行き届いたお店=より良いものを提供しているお店」で買いたいという心理が働くのは至極当然と言えるでしょう。

具体的には、以下のような工夫・対策がお店の清潔感に直結します。

  • 商品の陳列がいつもキレイ
  • カートやカゴにゴミや汚れが付いていない
  • 店内の壁や床、什器に汚れが溜まっていない
  • スタッフの身だしなみが清潔
  • 明るく清潔感ある壁紙に変える
  • 店内に目に見える衛生対策がある
    (消毒用アルコールが置かれている、惣菜が空気にさらされていないなど)

これに加え、親切なスタッフの対応が徹底できれば、消費者にとって非常に信頼性の高いスーパーと言えます。清潔感と丁寧な接客を組み合わせ、顧客の信頼・リピートにつなげましょう。

ポイント② ユニークな方法でリアルな商品の良さを伝える

売り場の大半を食品が占めるスーパーは、商品の良さを伝える手段が「試食」や「POP(ポップ)」に限られます。しかし、この2つは限られた手段ではなく、発想次第でさまざまなアプローチが可能です。特に、店頭で購買意欲を刺激しやすいのは、「実体験」をもとにした感想や口コミです。 次のような工夫ができると同じ販促活動でも得られる効果が異なるでしょう。

試食コーナーで簡単なアンケートを実施する

カラー丸シールを使って商品の評価や比較をしてもらうことでリアルタイムの口コミを掲示可能。通る人が一目で商品の良さを判断できる材料になります。

店内の食材を使っていることをPOPでアピール

地産地消の食材や産地にこだわった食材を販売している店舗なら、それらを使った惣菜やチルド商品をアピールすると安心感を得られます。食材に特別なこだわりが場合は店内の食材を使っていることや、店内で手作りしていることをアピールすると効果的です。

実際の盛り付け写真をPOPにする

スマートフォンの普及により、近年ではSNS上の拡散による集客効果も侮れません。「インスタ映え」「SNS映え」を意識した盛り付け写真を使ったアピールは、その食品・食材を目的としていない消費者へも関節的な訴求が可能です。「欲しいかも」と感じさせる見せ方を工夫してみましょう。

ポイント③ 季節感やテーマのある催事は他にはない方法で差別化

スーパーで最も力を入れたい販促といえば、季節の打ち出しやご当地ものの催事ではないでしょうか。季節商品や催事は短期間で大きな売り上げに直結するため、他店に劣らない魅力的な売り場を作ることが肝心です。
以下では、「ここでお買い物したい」と思わせるプロモーション要素をまとめました。自店のPOPやレイアウト作りの参考にしてみましょう。

<キャッチーなPOPにするポイント>

  • 春夏秋冬の四季だけでなく、立春・立夏・立秋・立冬などより細かな季節感を演出する
  • 話題のイベントや流行を取り入れる(芸能関連、時事ニュースなど)
  • ターゲット(バレンタインなら女性、ホワイトデーなら男性)に向けたデザイン&セールスを取り入れる
  • お客様視点で「欲しい(買いたい)」と思える情報を選りすぐる
  • 必ず知りたい情報は分かりやすくまとめる(値段、量、産地など)
  • お客様のニーズと商品に合ったキャッチコピー

<デザイン性のあるレイアウトにするポイント>

  • 季節行事を連想させる(花見会場や祭りの屋台など)
  • 天吊り、ボード、腰巻き(幕)、フロアシート、ウィンドウステッカーなど、お客様の視線を意識する
  • 滞在時間を長引かせる動線作り(=商品を手に取る機会を増やせる)
  • 色彩効果を考慮する

まとめ

スーパーの店頭でお客様の心を動かすには、今回ご紹介した「清潔感」「ユニークな宣伝」「季節感の演出」を重視し、消費者の視点に立った売り場作りを行いましょう。他店にない魅力を高めることができれば、効果的な販促活動が可能です。

魅力のある店舗や売り場作りができたら、その様子を外部に発信することも重要です。インストアプロモーション(店頭プロモーション)からアウトストアプロモーション(店外プロモーション)に昇華させることで、より効率的な集客にもつなげることができます。例えば、TwitterなどのSNSの活用や、Shufoo!などの買い物情報メディアを活用するのもよいでしょう

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