コラム 販促・集客
元塾講師が語るチラシ作りのコツ!年間で通ってもらうステップまとめ

2019年09月06日
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執筆者
オーズ合同会社 方山 敏彦

オーズ合同会社 方山 敏彦

ビジネス書を中心とした出版社を10年経営し、既存の出版業だけに留まらず電子書籍・動画・通販・Web広告・SNS運用支援など、クライアントの要望に応え包括的なプロデュースとコンテンツ制作を行っている。 会社代表者と15年以上にわたる豊富な執筆経験をもとに現役ライターとしても活動しており、Webマーケティング・販売・流通・労務管理・人材採用・知財法務・教育・IT活用などの分野で幅広くコラムを執筆中。著書に『ザ・ウェブライティング』(ゴマブックス)がある。

塾に通う生徒募集を目的としてチラシを作成する際は、「デザインはどうすればいい?」「通年で生徒に来てもらうには?」という点が気になるものです。実際にチラシを配布しても、保護者や生徒の反応があまりなければ集客方法を改めて考える必要があります。夏期・冬期講習や学期末テスト対策などから受験対策へ関心を持ってもらうために、年間を通じたチラシ作りのコツを押さえておきましょう。

私は塾に5年間勤務してチラシ作りにたずさわってきた経験から、「生徒や保護者の目に留まるチラシとは何か?」を常に考えてきました。そうした経験をもとにこの記事では、塾のチラシの基本的な考え方やデザインのコツ、効果的な配信方法についてレクチャーします。

塾のチラシ作りで考えるべき3つのポイント

塾において継続的な集客を図るためには、生徒や保護者に安心感・信頼感を抱いてもらうことが欠かせません。ここでは、塾のチラシ作りにおける3つのポイントを紹介していくので、塾としてどのような点をアピールすべきかを整理してみましょう。

「生徒募集!」と書いてはいけない

塾のチラシといえば「生徒募集」の文言を盛り込むのが定番ですが、まったく知らない塾にいきなり通ってくれるわけではありません。また、生徒を募集しているのはあくまで塾側であり、チラシを受け取るターゲットはその塾が生徒を募集しているかどうかは関係ありません。受け取った人がどんなコピーであれば興味を持つのかを考えてみましょう。

ご家庭によって、「授業についていきたい」「苦手な教科をなくしたい」「とにかく成績を上げたい」など悩みもさまざまです。自分の塾ではどんな悩みを解消できるのかを明確にし、「1日体験入塾で苦手科目をなくそう!」「すぐに使える〇〇中学期末テスト虎ノ巻配布中」「当塾へ来てみませんか?今なら〇〇対策講座を開催中!」といった文言でアピールしてみましょう。

中間・期末テスト対策!と銘打ってリーチを広げる

通年で通ってくれる生徒や受験生を集めるためには、まず中間・期末テスト対策講座のようなスポット的な講座を開いて参加をしやすくすることが重要です。各学期で行われるテストの1ヶ月ほど前にチラシを配布して、テスト直前の駆け込み需要を狙います。

ポイントとしては、いきなり夏期・冬期講習や受験対策とするのではなく、あくまでも生徒や保護者にとって身近な関心事である学期ごとのテスト対策に焦点を当てることです。短いサイクルで成績アップの効果を確かめてもらいやすく、入塾への心理的なハードルを下げることにつなげられます。

信頼を得てからタイミングよくアプローチ

スポット的な中間・期末テスト対策講座で、生徒や保護者の信頼を得たならば、間を置かずに次のアプローチを仕掛けていきましょう。1学期のテスト対策講座を開いた場合、2学期以降も塾に来てもらうためには夏期講習の受講生を募るのが効果的です。

「2学期の成績は夏休みの過ごし方で決まる!」といった文言をチラシに盛り込み、夏期講習への関心を持ってもらいましょう。そして、2学期が終わる頃には「3学期の成績で志望校が決まる!」と謳い、冬期講習につなげていく流れを作っていきます。

通年で塾に来てもらうには、生徒や保護者の信頼を得てからタイミングよくアプローチを行うことが肝心です。学校の授業がある時期だけでなく、学校が休みのときにいかに塾に来てもらうかが集客のカギになります。

元塾講師の私の経験からいえば、学校の授業があるときは中間テスト・学期末テストなど、目の前のテスト対策に生徒や保護者の意識は向きがちです。そのため短期での入塾希望者は増えても、テストが終われば塾に通わなくなるケースが多くありました。

一方で、夏休み・冬休みなど学校が長期休みのときは、苦手な教科の克服や基礎学力を高めることを目的とした補習講座、受験対策講座などが行いやすいのが特徴です。学期ごとのテスト対策とは別の目的で塾に通ってもらう動機を生みやすく、通年で通う生徒を集める流れを作りやすくなります。

夏休みや冬休みに生徒を集められれば、次の学期も引き続き塾に通ってもらえる可能性が高まるので、塾の集客において重要なポイントとなるはずです。

塾のチラシで外せないデザインの4つのコツ

塾は生徒の成績アップや志望校への合格をサポートする役割を持つサービス業です。そのため、チラシ作りの段階から「安心して通える塾」だと生徒や保護者に感じてもらう必要があります。塾のチラシを作成する上で欠かせない4つのコツについて、それぞれ解説します。

メリットを提示して読み進めたくなる内容を

塾のチラシをデザインするときにありがちな失敗例として、塾長の熱いメッセージを長文で延々と掲載してしまうケースがあります。実際に私が勤めていた塾でも、当初は塾長のメッセージを中心にチラシのデザインを行っていましたが、反応はあまり良くなかったです。

その後に行ったアンケート調査では、「塾選びで決め手となるポイント」という質問に対して、「進学実績や成績向上の成果」「授業料などの費用」などの回答が多いことが分かりました。また、「どんな情報を塾に求めていますか?」という質問には、「授業以外のフォロー体制を知りたい」という回答が寄せられました。

これらの調査結果をもとに、進学実績や料金プランなどを全面に打ち出すデザインに変更し、「講師への質問はチャットツールで随時受付(授業以外のフォロー)」といったメリットを提示しました。さらに「早割(入塾説明会への参加者向け)」や「無料体験授業」といったキャンペーンを打って、入会のきっかけを作りました。

チラシを読むメリットをキャッチコピーや見出し、本文に盛り込んで最後まで読んでもらう工夫を施してみましょう。また、競合となる塾が配布しているチラシを参考にして、他の塾と差別化できるキャンペーンを探ることも大切です。デザインの基礎について詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてください。

講師陣をきちんと紹介して信頼を獲得しよう

他の塾との差別化を図るためには、実際に授業を受け持つ講師陣のアピールが欠かせません。「この先生なら優しそうだし、安心して通えそう」と生徒に思ってもらえれば、体験授業につなげやすくなります。

講師に対する信頼が塾への信頼にもつながるので、チラシ作成においては講師ごとの顔写真・プロフィール・専門科目・入塾希望者への一言メッセージなどを掲載しましょう。「どんな先生が教えてくれるのか分からない」といったボトルネックとなりやすい部分を払拭して、生徒が通いたくなるようなポイントをアピールしてみてください。

教室の雰囲気を伝えて安心できる空間をアピール

入塾希望者を募るためには生徒の視点だけでなく、保護者の視点も押さえておくことが重要です。「安心して子どもを通わせられる塾か?」といった点は、多くの保護者が気にするポイントです。

チラシのデザインでは、教室の雰囲気を伝える写真やすでに通っている生徒の体験談などを盛り込むことが重要なアピールポイントになります。また、子どもを送迎するときの駐車スペースや最寄り駅・バス停からかかる時間などを記載しておくと、より安心感をアピールできます。

親身になってサポートする姿勢を示して保護者にも納得してもらおう

安心して子どもを預けられる塾であることは重要ですが、塾の本来の目的である「学力を伸ばす」「授業についていけるようにする」といった点を外してはいけません。塾に通わせても成績が向上しなければ、将来的な退塾につながる可能性があります。

チラシのデザインにおいても、「成績や受験でのお悩みは何でもご相談ください!」といった点をアピールしてみましょう。保護者の視点から見れば、生徒数の多い塾ほど「うちの子をしっかり見てくれるのだろうか」「相談にきちんと対応してもらえるだろうか」といった不安を抱きやすくなります。

親身になってサポートする姿勢を示し、さらに個別指導であれば、それはとてもアピールできるポイントです。講師と生徒・保護者が信頼関係をきちんと築ける塾であることをチラシのデザインで打ち出してみましょう。

チラシの配布方法のおすすめは?

チラシを作成した後の配布方法としては、新聞折込チラシ・ポスティング・校門前での手配りなどがあります。それぞれの配布方法の特徴についてまとめると、次のような点があげられます。

■新聞折込チラシ
新聞の購読者に向けてチラシを配布できる。広告媒体として信用度が高い。塾がターゲットとする小中高生の保護者の年齢層(30~50代)と新聞購読者の年齢層が合っているかを確認する必要がある。

■ポスティング
戸建て住宅・マンションなど、建物ごとに配布可能。「学校に近いエリアで配布したい」「ファミリー層が多く住む建物に絞り込みたい」といった場合に効果的。

■校門前での手配り(門前配布)
校門前でチラシを配布するには、警察の道路使用許可証が必要になる。学校の敷地内で配布する場合は、施設管理者の許可が必要。校門前での手配りは、認知度を高めたい個人塾や開業まもない塾に向いている。

■電子チラシ
新聞折込チラシ同様、エリアを絞った広告配信が可能。オンラインのため、実際にどのくらいチラシが閲覧されているのかを把握することができる。印刷の必要がないため、すぐに配信したいときや、チラシのクリエイティブテストをしたい場合におすすめ。

チラシの配布方法によって得られる反応は異なります。同じチラシデザインで異なる方法で配布をすれば、どの媒体と相性がいいのかを知ることができます。

私が働いていた塾では、新聞折込チラシが効果的でした。チラシ配布前にあらかじめ行った保護者アンケートの結果から、新聞の購読率が高いことが分かっていたので、新聞折込チラシをメインとした配布計画を立てました。

生徒を通わせるご家庭の世帯年収が高めであったため、経済系の記事に強い新聞にチラシを折り込むことで反響率(反応率)をアップできました。ただ、エリアやターゲットによって反応のよい媒体は異なりますので、複数の媒体への出稿がおすすめです。

紙のチラシと電子チラシを併用するメリット

紙のチラシと電子チラシを併用すれば、リーチを広げることが可能です。電子チラシは印刷の手間がないので、デザインデータがあれば手軽に出稿できます。

また、印刷をする必要がないため、コストを抑えてA/Bテストを行うことも可能です。電子チラシで反応がよかったものを紙のチラシで配布するといった広告展開を行えば、費用を抑えながら反響率を高めることにつなげられます。

紙媒体と電子媒体のメリットを組み合わせることで、ターゲット層に対して広くアピールでき、集客につなげられます。

Shufoo!とは?塾のチラシ配信にも効果的

電子チラシの一つであるShufoo!(シュフー)では、エリアを絞った配信ができるため、効率的な広告配信が行えます。GISツールを用いてユーザーのチラシ閲覧地域を把握し、配信時間帯も設定できます。読者がスマホを見る時間に合わせて配信することで、見てもらえる可能性が高くなります。

Shufoo!のユーザーは20~40代の主婦層が中心であり、約6割が子育て世帯という特徴があります。閲覧者の年齢層が高めの新聞折込チラシと比べて、ターゲットに届きやすい媒体です。

また、チラシ配信だけではなく、アプリユーザーをターゲティングしたバナー広告の配信も可能です。「学習塾」のチラシを閲覧をしているターゲットに絞った配信も可能です。

まとめ

塾のチラシ作りでは、安心して通える塾であることをアピールする必要があります。最終的なゴールは生徒を集めることですが、初めから生徒募集を全面に打ち出すことは避け、学期ごとのテスト対策から始めてみましょう。体験授業などを通じて夏期・冬期講習につなげ、通年で通ってもらえる広告展開を行うことが大切です。また、リーチを広げるために紙のチラシと電子チラシの併用することも効果的です。Shufoo!なら子育て世帯のユーザーが多く、エリアを絞った配信が行えるので是非活用してみましょう。


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