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【チル消費とは】若者の消費行動は「チル」が最優先?チルとエモいの違いについても紹介

2020年06月09日
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SNSなどで、若者が「チル」や「チルする」、「チルってる」といった言葉を使う場面を目にしたことがあるという人も多いのではないでしょうか?「チル」という言葉は、一体どのような意味なのでしょうか。この記事では、若者の消費行動に関連する「チル」の意味を解説していきます。

「チル」の意味とは?

チル」とは、クラブシーンなどで使われることが多かったの「Chill out(チルアウト)」がもととなっており、多くは「のんびりする」や「落ち着く」などの意味合いで使われています。SNS上では、「まったりしている」などの意味で使用されるケースもあります。

使い方としてはさまざまあり、以下のような例が挙げられます。

・「疲れたから、家で映画観ながらチルってる」
・「明日は休みだからチルする」
・「用事が終わったから、カフェでチルしよう」
・「チルい音楽を聴きながらまったりしてる」
・「最近仕事がハードだったのでチルい映画が見たい」
・「今度の旅行はチルな場所に行きたい」
・「チルいお店を見つけたから、仕事帰りに行こうよ」
・「もうちょっとチルい雰囲気にできないかな?」

これらの使い方は、現状一部の若者のなかに限定して見られるものですが、今後は「チル」の意味が派生し、より多くのシーンでチルという言葉が使われる可能性もあります。

若者の消費行動と「チル」は関連している?

「チル」という言葉の流行とミレニアル世代を中心とした若者の消費行動は、ある程度関連しているといわれています。ここでは、ミレニアル世代とは何かを紹介し、若者に人気のドリンク「CHILL OUT(チルアウト)」やインスタ映え疲れなどについて見ていきましょう。

ミレニアル世代とは

2000年代に成人あるいは社会人になる世代(1989~1995年頃の平成初期に生まれた人)のことを総じて「ミレニアル世代」と呼んでいます。このミレニアル世代はバブル崩壊後に生まれており、景気が低迷した時代に幼少期を過ごしていたため、消費に対して消極的という点が特徴です。加えて、幼い頃からネット環境が整っていたデジタルネイティブ世代でもあり、SNSをコミュニケーションツールとして活用するのが得意という側面もあります。

リラックスしたいときに飲むリラクゼーションドリンク
「CHILL OUT」

仕事で頑張りたいときや、パフォーマンスを向上させたいときなどにエナジードリンクを飲む方は多いのではないでしょうか。しかし、この「CHILL OUT」というドリンクはリラックスを目的としたもの。GABAやテアニンが配合されていることから、心を落ち着かせたいときなどに飲まれていて、これが若者に受け入れられています。

インスタ映え疲れ

旅行や外食などをしたとき、Instagramに写真と文章を投稿して、コミュニケーションを楽しむ人はたくさんいます。しかし、あまりにも「いいね!」の数を気にしたり、他人と比較し過ぎたりすることで疲れを感じる、という人が増えているようです。そういった若者は、健康的にInstagramを楽しむために、等身大の自分でのんびりと利用しようと考えています。

「チル消費」とはどんなもの?

このようなリラックスしたい、まったりしたい若者に向けた「チル消費」がトレンドになっています。では、「チル消費」とは具体的にどのようなものなのでしょうか?いくつか例を挙げてみます。

チル部屋

「チル部屋」とは、自分の好きな空間を作って、まったりとくつろげるようにした部屋のことをいいます。どのような部屋がチル部屋なのかはその人の趣味嗜好次第ですが、たとえば、落ち着いて読書を楽しめる部屋にしたいなら、部屋を自分の好きな本や雑貨、おしゃれな間接照明などで飾るなどして、雰囲気づくりを重視します。インテリア用品や雑貨などを売る店舗では、様々な趣味を持つ人が自分の時間を楽しめる部屋を作りやすいよう、チル部屋作りに活用できる商品を集めたコーナーを作ってみるのも良いかもしれません。

ステイケーション

若者のなかには、長期休暇でも遠方に旅行に出かけないという人も少なくないようです。近年、休暇の過ごし方として「ステイケーション」という言葉が産まれています。ステイケーションとは、「stay」と「vacation」を組み合わせた造語で、遠出をせずに自宅の近場で休暇を過ごすことをいいます。
たとえば、地元のホテルに滞在したり、近場でキャンプを楽しんだりすることは、スケイテーションにあたる過ごし方です。目的と場所さえ決まれば、遠出をしなくても十分なリフレッシュが実現します。

たき火

チル消費のひとつとして、たき火も人気があります。秋から冬にかけてたき火をすると体がポカポカするだけでなく、炎を見ていると心が落ち着いたり、ほっとしたりするという人もたくさんいるのです。また、たき火は1人でも楽しむことができるので、さらに人気が高まる可能性があります。ステイケーションやたき火など、遠い場所に旅行へ出かけずとも近場で手軽に楽しめる時間をより充実させる提案として、アウトドア用品や関連商品をチル消費に結びつけて販売することも可能なのではないでしょうか。

エモいとは?チルとの違いについて

同じように最近になってよく使われるようになった表現のひとつに「エモい」というものがあります。エモいとは、「Emotional(エモーショナル)」を形容詞化した造語です。Emotionalとは、「感情的」や「情緒的」などの意味があり、SNS上で「エモい」というときには「懐かしさ」などのニュアンスを含んでいるケースが多く見られます。これが転じて、「心を動かされる、何ともいえない切ない感情」を表現したい場合に使われることが多くあります。

「エモい」の使用例としては、以下のような使い方があるのでチェックしておきましょう。

・センチメンタルな歌詞の流行歌を聴いたときに「この歌エモいよね」
・哀愁漂う映画を見て、「今日観た映画超エモかった」
・静かに熱いメッセージに対して「とてもエモかったです」

「エモい」や「チル」はともに若者の間で使用されることが多い表現ですが、意味合いは若干異なります。「チル」には情緒的や切ないなどの意味はなく、あくまで「落ち着く」「リラックスする」といった意味合いで使われるため、混同しやすい「エモい」とは別の用語といえます。

まとめ

「チル」という言葉には、「まったりする」などの意味があります。また、若者の消費行動とチルには密接な関係があります。SNS疲れという言葉があるように、「癒し」を求める層が増えてきています。

今後より拡大していくと考えられる「チル消費」というキーワードに注目し、それを意識した売り場づくりを行うことは、若者の消費傾向に対応していくうえで有効な施策になるかもしれません。


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