コラム 販促・集客
【おすすめ文例つき】反響率が上がるチラシタイトルを作るための5つのチェックポイント

2021年06月01日
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執筆者
取材の匠 渡邉奈月

取材の匠 渡邉奈月

中小企業診断士、情報処理技術者。通信事業者のマーケティング担当者、プロダクト・マネージャーを経て財務分析業務に従事。最前線でのWebマーケティングの知見を活かし、中堅・中小企業のマーケティング戦略から制作までワンストップで支援。全国の商工会・商工会議所、民間企業、金融機関、自治体にてセミナー、研修を行い、マーケティングやITの普及啓発に努める。

「お客様が思わず買いたくなる」そんなチラシタイトルのテクニックを知りたくありませんか?チラシを読むか読まないか、その一瞬の判断を左右するのがチラシタイトル。しかし、私たち販促担当者は、コピーライターではありませんから、秀逸な文章が天から降ってくるのを待っている時間はありません。
本記事では、誰もが実践できるチラシタイトルのつけ方のテクニックをお伝えします。例文も掲載しますので、すでに考えた草案があれば、どうアレンジできそうか考えながら読み進めてみてください。

反響率が上がるチラシタイトル 5つのチェックポイント

チラシタイトルに割ける字数は多くても数十字ですが、目を引き、関心を寄せ、「この先も読まねばならない」と思わせる要素を備える必要があります。それが以下のポイントです。

チラシタイトルに重要な5つのポイント1.「私のためのチラシだ」と思ってもらえるか
2.チラシを読む理由を伝えているか
3.競合他社よりも良いと思ってもらえるか
4.信頼できると思ってもらえるか
5.チラシタイトルが目立つか

あなたの草案をチェックした結果はいかがでしょうか。では次の項から、具体的な例文とともに、ポイントごとにテクニックを解説していきます。

「私のためのチラシだ」と思ってもらうためのテクニック

現代人が一日に受け取る情報量は、平安時代の一生分、江戸時代の1年分と言われます。私たちは情報を受け流すことに慣れており、「このチラシは、自分に関係がある情報だ」と感じられてはじめて目に留まります。その簡単な方法の一つは、対象者に呼びかけることです。販売促進は、お客様とのコミュニケーション。チラシでも、ターゲットに語りかけてみましょう。

テクニック1:「地域」「年齢」「属性」などのターゲット情報を入れる

ターゲティングには、「地理的視点」、「人口統計学的視点(年齢、性別、職業等)」、「心理学的視点(ライフスタイル、パーソナリテイ等)」があります。チラシでは、「あなたの課題をこの商材が解決しますから、今、買わない手はありません」といったストーリーでお客様の行動を促します。このストーリーの主人公には、一言でどんな特徴があるでしょうか。その特徴を取り上げ、タイトルに盛り込みます。

【文例】

地理的視点・〇〇地域の方、必見
・〇〇大学の学生さん限定
人口統計学的視点・新入学の準備はお早めに!
・老眼対策は30代から
・40代を超えたお肌に必要なのは「〇〇」です
心理学的視点・未就学児を育てるパパ・ママへ
・今日の献立に迷うあなたへ
・つらい関節痛に悩む方へ

テクニック2:疑問文を使って呼びかける

実は本文の冒頭でこのテクニックを使っています。『「お客様が思わず買いたくなる」そんなチラシタイトルのテクニックを知りたくありませんか?』。脳は、質問をされると自発的に考え始めます。近年、人材育成の分野で普及が進む「コーチング」は、この人間の本能を使って、行動を自分ごと化する手法です。質問による自分ごと化は、広い分野で取り入れられています。さらに、人間の本能に注目すると、「危険を回避したい」という心理も強いため、不安に感じていることを言語化すると、より心に刺さるタイトルになります。

【文例】

  • そのサプリ、本当に効いていますか?
  • あなたの保険料、払いすぎかも?
  • あなたのスマホ料金、見直しませんか?
  • あなたの睡眠、大丈夫ですか?
  • あなたのひざの痛み、いつまで我慢し続けますか?

チラシを読む理由を伝えるためのテクニック

あなたは販促担当者として、これまで商材に深く、深く関わってきました。チラシは、それをお客様にお披露目する絶好の機会!つい、自分や商材を主語にして説明をしがちです。しかし、あくまで主役はお客様。チラシを自分ごとだと思っていただくために、主語を「お客様」にしてみましょう。チラシを読む理由を伝える、具体的なテクニックを以下にお伝えします。

テクニック3:お客様にとって何がいいかを伝える

消費者向けの商材なら、お客様の欲求が満たされるか、不安が解消されること。事業者向けの商材なら、お客様の課題が解決すること。これが、お客様があなたの商材にお金を払う理由です。このポイントを、チラシタイトルの中に盛り込みます。具体的な文例で見てみましょう。

Before:インストラクターがお子様にスポーツの楽しさを教えます

この主語は「インストラクター」です。ここでお客様を主語に置き換えましょう。インストラクターが教えた結果、お客様にとって、どんないいことがあるのでしょうか。例えば、「運動が苦手なお子さんでも、体育の授業が楽しみになる」といったことが考えられます。これをタイトルに盛り込みます。

After運動が苦手なお子さんでも大丈夫!体育の授業が楽しみになる運動塾

タイトルの字数は限られていますから、このように、お客様にとって最もよい結果を一つ取り上げます。もちろん様々なお客様に、様々ないいことがあるのですが、ここは一つに絞ることで、焦点がぶれず、具体的なイメージが湧きやすくなります。ぐっと我慢し、一つに絞りましょう。

テクニック4:直近のイベントと絡めて伝える

チラシは、お客様が主人公のストーリーです。お客様がこれから経験するイベントは、自分ごと化しやすいテーマの1つです。時期が近づけば、お客様の周りには情報が溢れ、意識が高まっています。そのイベントを、楽しく、手間なく、トラブルなく過ごしたい。そんなお客様の欲求の満足や課題解決をタイトルに盛り込むことで、チラシを読むべき理由が伝わります。

【文例】

  • 〇〇好きのお母さんに 日頃の感謝を伝える母の日ギフト
  • 運動会にぴったり!子どもが喜ぶお弁当おかず
  • おうちクリスマスをゴージャスに!映える大皿料理を宅配します
  • 衣替え応援キャンペーン 初夏の爽やかスタイル大放出

テクニック5:緊急性を伝える

人は、「得をしたい」気持ちと、「損をしたくない」気持ち、どちらが強いでしょうか。一見、同じと思いがちですが、「損をしたくない」気持ちが強く働きます。ギャンブルで大損してしまう人がいるのは、少しでも損を回避したい気持ちが働き、賭けをやめられなくなってしまうからです。これを「プロスペクト理論」といいます。期間や機会を限定するタイトルは「今読まなければ、損をする」という気持ちを呼び起こします。

【文例】

  • 開店10周年記念 お客様感謝デー お得な◯日間
  • 土日限定 食卓応援大セール 5/16(土)・17(日)二日間
  • 〜6/30受注分までに限り、XXサービス無料
  • 先着100名様限定! ◯円均一で大放出
  • 初回限定キャンペーン 通常価格の半額で提供

さらに「なぜ緊急なのか」という理由も伝えると納得感が増します。例えば、税込表示が義務化された時期の「消費税分還元セール」と「スペシャルセール」、どちらのタイトルが気になるでしょうか。
納得感は、自分ごと化に不可欠な感情です。次に、信頼できると思ってもらうためのテクニックを見ていきます。

信頼できると思ってもらうためのテクニック

クチコミを読むと買いたくなるのはなぜでしょうか。それは、売り手の言葉ではなく第三者の言葉だからです。信頼できる情報を根拠に、お客様は「買う」という行動を起こします。
さらに、ここで利用できるのが「ハロー効果」という心理です。「虎の威を借る狐」ということわざをご存知でしょうか。人は、目立ちやすい特徴に、印象が引きずられる傾向があります。これを利用し、商材の特徴を際立たせることができます。では、例文とともにテクニックを見てみましょう。

テクニック6:著名人や専門家が認めていることを伝える

著名人や専門家には「その道のプロ」というハロー効果があります。例えば、甘いイチゴを売りたい場合、どちらのチラシタイトルがよいでしょうか。

A. (好感度No.1の子役) Aちゃんが驚く甘さ
B. 銀座「(店名)」のオーナーパティシエBさんが驚く甘さ

Aちゃんも「好感度」というハロー効果は働くかもしれません。一方、Bさんはこれまでプロとしてたくさんのイチゴを食べてきた経験を想像させます。よって、Bのタイトルのほうが、甘さという特徴がより際立つでしょう。

【文例】

  • 〇〇の専門家であるXXさんがおすすめ!
  • 〇〇大学の△△教授が効果を確認
  • 上場企業の秘書が選ぶNo.1手土産

テクニック7:メディアで取り上げられたことや受賞歴を伝える

「豊富な知見をもとにお墨付きを与えている」というイメージを作り出せるのは、著名人や専門家だけではありません。彼らが集まって審査をする各界の賞や、専門メディアも同様です。また、新聞やテレビなどのマスメディアには、情報を取捨選択しているイメージがあり、「その分野で一定以上の水準である」ことを連想させます。

【文例】

  • 〇〇賞を3年連続獲得
  • 口コミサイト「XX」で地域NO.1
  • テレビショッピングで◯個売れた
  • 情報番組「〇〇」で取り上げられました

テクニック8:誇張しすぎない

「嘘っぽい」と思われないためには、事実と主観を分けた上で、事実を語るようにします。主観で語る場合は、「10人いたら7,8人はそう思うだろう」という表現にとどめます。
例えば、「世界一甘いイチゴ」という表現は「本当に世界一?」とつい疑いたくなります。事実をもとに「糖度15度、りんごより甘いイチゴの誕生」と表現したり、主観でも「練乳のいらない甘さ」といった表現にとどめておくと、お客様の経験で想像できる範囲のため、信頼できる情報として受け入れられます。

なお、ダイエットや美容・健康効果については「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(通称:薬機法)を遵守しましょう。例えば、保健機能食品ではない一般の食品で、「サラサラ血液に」「腸内環境を改善」などの医薬品的な効能効果を謳うと、法律に抵触する可能性があります。

競合他社よりも良いことを伝えるためのテクニック

お客様は常に「もっとも良いものを選びたい」と考えています。近年は、スマホが普及し、他の商品との比較結果や、口コミを調べた上で買う人が増えました。そこで、先んじて情報提供をするのがこのテクニックです。

テクニック9:数字を入れて比較する

視覚的なインパクトと客観性。数字を利用することは、この2つの面でチラシタイトルに適した表現です。他社と差別化できる長所を数字として表現すると、客観的で、比較の信ぴょう性が高まります。

【文例】

  • 〇〇高校への合格実績 地域NO.1
  • XX地区最大規模 〇種類の品揃えをご用意

競合他社との比較以外においても、数字は説得力を高める表現として有効です。また、「お客様の身近な単位にする」ことや「端数を用いる」といった手法もあります。

【文例】

  • Before:1年で約160万個売れる大人気商品→After:19秒に1個売れる大人気商品
  • Before:たった15分で完成!超時短の晩ごはんレシピ本 →After:平均14.8分で完成!超時短の晩ごはんレシピ本

テクニック10:体験談を入れる

お客様の体験談。それは、自分と同じような人が「競合他社より優れている」と商材を選び、「課題が解決した(=お金を出した結果、損をしていない)」ゆるぎない証拠です。商材が優れていることが端的に伝わるため、日頃から、積極的にアンケートやヒアリングをしたり、社内のデータを集計するなどし、材料作りに努めましょう。

【文例】

  • お客様アンケートで94%が「リピートしたい」と回答
  • 1週間のお試しで、10人に8人が朝の「スッキリ」を実感
  • 「たった3ヶ月で偏差値が28もアップしました!」と喜びの声

チラシタイトルを目立たせるためのデザインテクニック

一生懸命考えたチラシタイトルなのに、お客様の目にとまらない…チラシをご自身で作成する場合にありがちな失敗です。この失敗を回避するために、最低限気をつけたいデザインテクニックをご紹介します。今一度、直近で作ったチラシをチェックしてみてください。

テクニック11:文字は太く、大きく

文字は太く、大きくすることでより目立たせることができる事例

もっとも簡単なのは、文字を太くし、大きく配置することです。字体は「ゴシック体」を使い、目立たせたいポイントを周囲の文字よりも太く、大きくします。
一方、商材の高級感、上品さなどを表現したいなら、字体は「明朝体」が向きます。明朝体は文字が細いため、大きく配置した上で、テクニック12や13を強く意識してデザインするとよいでしょう。

テクニック12:背景と文字のコントラスト

背景と文字のコントラストを付けることで、文字が目に留まりやすい事例

コントラストとは、いわゆる「メリハリ」のことです。色、形、大きさ、フォントなどを周囲とはっきりと変えてみましょう。視覚的に認知しやすくなります。特に、チラシ入門者が陥りがちなのは、背景と文字の色が似てしまい、判別が難しくなることです。背景や文字の色を変えたり、位置を移動したり、文字を縁取ったりして、メリハリをつけてみましょう。

テクニック13:余白をとって視線を集中

言いたいことを抜粋し、余白をつけることで、より伝えたい文字に目が留まりやすくなる事例

日の丸弁当は、自然と視線が梅干しに向かいます。余白をしっかり取ると、視線をどこに向けるべきかわかりやすくなります。余白を取る手順は、チラシスペースの(1)整理、(2)整頓です。

  1. 整理:不要な情報を排除し、余白を取るスペースを確保します。
  2. 整頓:情報に「強弱」をつけます。大事な情報は大きく、補足的な情報は小さくするなどしながら、余白を十分にとってレイアウトします。

関連記事▶折込チラシのデザインは言語化から始まる!4つのコツとテクニック

電子チラシに掲載してタイトルの反響率を数字で見てみよう

以上、 13のテクニックをお伝えしましたが、一体、どれがもっとも効果があるのでしょうか。それは、商材、ターゲット・課題設定、文字の組み合わせ、社会情勢、配布方法など、様々な要因が絡み合うため、実際に配布してみないとわかりません。
よって、大々的にチラシを打つ前には、タイトルを変えた複数パターンのチラシをテスト的に配布し、最善のタイトルを見出すことで、費用対効果が高まります

ここで電子チラシ「Shufoo!(シュフー)」を使うと、コストを抑えてチラシタイトルの効果検証ができます。電子チラシで効果を見て、紙のチラシに転用する企業様も少なくありません。紙のチラシは、印刷のコストと時間がかかりますが、電子チラシであればそのコストと時間を削減できます

また、紙のチラシでは、実際に読者に読まれているのかや、どんな人が手に取ったのかがわかりません。一方、Shufoo!基本プランならば、見た人の数や、年齢、性別、お住いなどの地域も把握できます

チラシを見た人がどこに住んでいるかがわかるので、折込チラシやポスティング等エリアを絞ってチラシを配布する場合は、配布地域の参考にすることもできます

このように、実際の数値を見ながら配信ができるので、精度の高い仮説検証ができます。

まとめ

チラシタイトルで反響率をあげる一番のテクニック。それは、配布結果を次のチラシに反映させることです。仮説と検証を繰り返すことができるのは、有名コピーライターではなく、販促担当者自身です。そこに文才は要りません。誰もが使えるテクニックを1つ1つ試しながら、あなたの商材に最適なチラシタイトルを見つけていきましょう。

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