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【店舗運営者向け】SEO対策とは?初めてでもわかる基本ポイント

2021年06月04日
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執筆者
オーズ合同会社 方山 敏彦

オーズ合同会社 方山 敏彦

ビジネス書を中心とした出版社を10年経営し、既存の出版業だけに留まらず電子書籍・動画・通販・Web広告・SNS運用支援など、クライアントの要望に応え包括的なプロデュースとコンテンツ制作を行っている。 会社代表者と15年以上にわたる豊富な執筆経験をもとに現役ライターとしても活動しており、Webマーケティング・販売・流通・労務管理・人材採用・知財法務・教育・IT活用などの分野で幅広くコラムを執筆中。著書に『ザ・ウェブライティング』(ゴマブックス)がある。

店舗運営においてWebの活用は欠かせないものですが、実際にHPやブログを始めてみても、思うように流入が増えないことも少なくありません。Web上の対策としてSEOという言葉を耳にしたことはあっても難しく感じてしまい、具体的に何をすればいいのかわからないという方も多いでしょう。今回は初心者向けにSEOとは何か、どんな対策があるのか、店舗運営者におすすめのSEO対策について、しっかりと解説します。

SEOとは?

SEOとは、Search Engine Optimizationの略で「検索エンジン最適化」のことを指し、検索エンジンから自店のサイトなどに訪問する人を増やすための対策です。Google(グーグル)やYahoo!(ヤフー)といった検索エンジンで特定のキーワードをユーザーが検索したときに、自店のサイトが上位表示されるように対策を施していきます。

お店のHPをせっかく作っても、SEO対策がきちんと行えていなければ、検索エンジンで上位表示されるのは難しくなってしまいます。ユーザーは上位に表示されるサイトに訪問する傾向があるので、検索したときの1ページ目にサイトが表示されなければ、なかなか集客に結びつきません。

SEO対策にはさまざま手法がありますが、一度取り組めばいいというものではなく、継続的に必要な施策を実行していく必要があります。また、対策を行ったからといってすぐに成果が出るものでもないため、時間や人手をどの程度充てられるのかを見極めて、取り組んでいくことが大事です。

SEOに取り組むべき4つの理由

店舗運営者がSEO対策に取り組むべき理由として、集客効果を高めたり、自店のブランディングを図ったりすることがあげられます。それぞれのポイントについて解説します。

スマホでお店を検索した5割のユーザーはその日に来店

Googleの調査によると、「東京 カフェ」など特定の地域や場所を検索する”ローカル検索”をするモバイルユーザーの50%がその日に来店をしていることがわかっています。※1パソコンやタブレットの場合は34%となりますが、それでも3人に1人は来店につながっていることになります。

店舗数が少なく、知名度もそれほどない場合は店名での検索ボリュームが少なくなりがちのため、地域名や業種、飲食店であれば料理のジャンル等、関連ワードでの上位表示を狙うことで、集客につなげていくことができます。自店のターゲットがどのようなキーワードで検索しているかをリサーチしたうえで、SEO対策を強化してみましょう。

※1 参照元:Understanding Consumers’ Local Search Behavior

1位になってもクリックされるのは約30%

Google検索で表示されるサイトは、上位のものほどクリックされる確率が高い傾向にあります。キーワード順位調査ツールの「Advanced WEB RANKING」では、クリック率と掲載順位の関係を毎月公開しています。2021年4月のデータによれば、PCで検索した際のGoogle検索で表示ランキング1位となった場合のクリック率は30.2%です。2位は12.33%、3位が7.77%と続いています。

検索画面の1ページ目に表示されても、10位のサイトではわずか0.97%であり、1位と比較すると31倍ほどの差が生じています。このことから、集客につなげるためにはSEO対策ではできるだけ上位表示を狙うことが大切であることがわかります。

上位表示されるとブランディングにつながる

SEO対策を行うことで、狙っているキーワードが上位表示されるようになれば、多くのユーザーの目に触れることになります。たとえば「東京 カフェ」で検索したときの1位にHPが表示されれば、東京のカフェで有名なお店なんだ!と認識してもらえます。このように、対策キーワードで上位表示されることは、自店の存在を知ってもらい、ブランディングにつなげていくことが可能です。

すぐに来店や購入につながらなかったとしても、ユーザーに特定のキーワードにひもづいてブランドが認知されていれば、将来的なお客様になってくれる可能性が高まります。

施策の効果次第で中長期的な集客が実現できる

SEO対策に取り組み始めたころは、思うように集客につながらず効果を実感できないこともめずらしくありません。しかし、時間や手間をかけて継続的に取り組んでいくことで、成果につながる可能性も高くなります。
一般的にSEOの施策の効果が出るのは約半年後といわれています。すぐに成果が出なくてもあきらめずに対策を続けていると、徐々に効果があらわれるでしょう。上位に表示されるようになれば、安定的なサイトへの流入が見込めます。

広告などの短期的に集客する方法と併用して、長く自店のファンとなってくれる人を増やしていきましょう。

どんな仕組みでランキングが決まるのか?

サイトのランキングは多くの要素で決められますが、特にコンテンツの内容とユーザーの検索意図がマッチしているかが重要です。ここでは、検索ランキングで評価される要素について紹介します。

検索意図とコンテンツの充実の相関

Web上のコンテンツを作成するときは、検索をしているユーザーが何を知りたいと思っているのかを把握しましょう。そのうえで、ユーザーが知りたい情報や答えを盛り込んだコンテンツを作ることが大切です。

例えば、「新宿 ランチ」と検索したときに上位表示されるのは、新宿でランチの提供を行っている飲食店である場合が多いと思います。この場合、検索意図は「新宿でランチができるお店を知りたい」というニーズであり、そこに合致しないコンテンツを提供したとしても、上位表示は難しくなってしまうものです。

Googleの公式サイトでも、検索意図を把握する重要性について以下のように記されています。

最適な回答を返すためには、検索の意図を把握することが大切です。関連性の高い情報が含まれているページを見つけるために最初に行うのは、検索クエリに含まれる単語の意味の分析です。Google では、どの単語をインデックスで検索する必要があるのか解釈するための言語モデルを構築しています。

引用元:Google「検索アルゴリズムの仕組み」

検索クエリとは、ユーザーが何かを調べようとするときに、検索窓に入力するキーワードのことを指します。SEO対策を行うときは、狙いたいキーワードにどのようなニーズがあるかを把握して、コンテンツの作成や改善に取り組むことが大切です。

いいコンテンツを提供しているか

検索ランキングの上位表示を狙うには、ユーザーにとっていいコンテンツを提供しているかを考える必要があります。例えば、医療系の記事であれば素人が書くよりも、実際に医療に従事している人が書くほうが信ぴょう性が増します。

また、いいコンテンツは他のサイトからも参照される(被リンク)ことが多くなるかと思います。被リンクが多いサイトは、他社から高く評価されているサイトと見なされるため、上位表示されやすくなるのです。

Googleの公式サイトにおいても、コンテンツの品質について以下のように記されています。

内容の信頼性や権威があるかどうかを評価するために、同様のクエリについて多数のユーザーに評価されているサイトを見つけます。検索内容に関連する他の著名なウェブサイトがそのページにリンクしている場合は、情報の質が高いことの確かな証拠となります。

引用元:Google「コンテンツの品質」

Googleのアルゴリズムは日々変わっているので、最新の情報をキャッチアップするのが大切です。

どんな対策をしたらいいの?

サイトの検索順位を上げるためには、基本的なポイントを押さえてSEO対策を進めていく必要があります。具体的な対策としての5項目を紹介します。

関連性のあるキーワードを入れる

SEO対策としては、店舗名や自店で取り扱っている商品・サービス名だけでなく、関連ワードを入れることが大切です。例えば、店舗名で検索をする人よりも、「新宿 カフェ」などのワードで検索をする人が多いからです。
どのようなキーワードにニーズがあるかを調べたいときは、サジェストキーワードに注目してみましょう。サジェストキーワードとは、Googleの検索窓にキーワードを打ったときに検索窓の下に表示される関連キーワードのことを指します。
サジェストキーワードからはユーザーの検索意図を推測できるので、コンテンツを作成するときの参考になります。

また、Google広告の運用ツールであるキーワードプランナーを使えば、キーワードごとの検索ボリュームを把握できます。特定のキーワードについて、月間クリック数や表示回数などの検索結果を把握でき、ユーザーのニーズを知ることが可能です。

構造をわかりやすくGoogleに伝える

コンテンツの構造がわかりづらいと、ユーザーに見てもらえないだけでなく、検索エンジンにも認識されづらくなってしまいます。構造をわかりやすくするポイントとして、hタグの活用があげられます。

hタグはユーザーや検索エンジンに対して、コンテンツの重要な見出しを伝えるためのものであり、h1~h6の見出しタグを使って表します。Googleはhタグをもとにページの構造を理解しているため、適切に活用することでSEOの効果を高められます。最も重要な大見出しがH1、中見出しがH2、小見出しがH3といったように、だんだんと階層が深くなります。hタグ以外にも、titleタグや、metaタグなどがあります。

モバイルファーストを意識する

Webコンテンツを作成するときは、インターネット利用者の多くがスマホを通じて情報を得ている点を押さえておく必要があります。GoogleはPCサイトではなく、スマホサイトをページの評価基準とするMFI(モバイルファーストインデックス)の導入を公表しています。

従来はPCサイトのコンテンツをもとに検索順位が決められていましたが、これからはスマホサイトのコンテンツをもとに検索順位が決められます。つまり、スマホで閲覧しやすいWebサイトを作成することが、サイトへの流入数の増加につながるのです。

https化への対応も大切

https化(SSL化)とは、通信方式の安全性を示すものであり、httpよりもhttpsでの通信がより安全とされています。https化することで、サイトを訪問するユーザーをサイバー攻撃などから守ることができます。

Googleはhttps化を行っているかどうかを検索順位の決定要素に含んでいると公表しており、SEO対策として外せないポイントです。httpのままのサイトはアドレスバーの横に「保護されていない通信」と表示されるため、ユーザーの不安につながってしまいます。

サイトをhttps化するには、契約しているレンタルサーバー会社を通じてhttps化の手続きを進めます。ユーザーが安心して閲覧できるサイトを作成することで、集客につなげてみましょう。

内部対策・外部対策

SEO対策には大きく分けて、内部対策と外部対策の二つの手法があります。内部対策とは、ページタイトル・見出しタグ・ページの表示速度・メタディスクリプションなどを適切なものに改善していくことを指します。

外部対策は、他のサイトからの被リンクなど第三者からの評価を高めるための施策であり、被リンクを増やしたりSNSを活用したりする手法です。Googleが提供しているアクセス解析ツールであるGoogleアナリティクスを使えば、自店のサイトに流入したユーザーはどこから来たのかや、どのくらいどのページが見られているのかがわかります。

データの分析結果をもとにして、改善すべきポイントを洗い出してみましょう。内部対策や外部対策は広範囲にわたるため、取り組むべき課題に優先順位をつけて実行していくことが大切です。

コンテンツSEOを取り組もう

コンテンツSEOとは、ユーザーの検索意図を把握したうえでいいコンテンツ(ブログや記事)を継続して発信し、サイトへの集客を図ることを指します。3C分析(顧客・自社・競合)を行うことで顧客のニーズや自店の強み、競合店の動向などを細かく分析してから、キーワードを選定して記事を作成することが大切です。

コンテンツSEOを念頭に置いてサイト運営を行えば、中長期的な集客につなげていけます。例えば、ショップブログを開設して、ショップや商品の魅力を伝えていく独自のコンテンツを作成すれば、ブログを閲覧したユーザーがそのまま商品を購入してくれる可能性があります。

商品の購入には至らなくても、コンテンツを軸としてショップに対して興味を持ってもらうことで、将来のお客様を獲得することにつながるはずです。潜在的なニーズを掘り起こしていく施策として、コンテンツSEOに取り組んでみましょう。

SEOに取り組むうえで重要なこと

SEO対策を行うには、どうすれば検索エンジンに評価してもらえるかを意識する必要があります。SEO対策は即効性があるものではなく、長く取り組んでいく必要があるからこそ、基本的なスタンスを理解しておくことが大切です。

数値を見て改善していく必要がある

ユーザーに求められるサイトを作っていくには、データをもとに改善していくサイクルを生み出すことが重要です。Googleサーチコンソールを利用すれば、どんなキーワードで流入しているのかや、サイトスピードの評価がわかります。サイトのパフォーマンスを最適化するための数値が把握できるので、一つずつ確認しながら改善していきましょう。

継続的な運用が大事

SEO対策は継続的な取り組みが必要であり、効果が現れるまでに時間がかかる点を押さえておきましょう。サイトの内容を充実させるためには、コンテンツの数を増やす必要がありますが、むやみに制作しようとすればコストが膨らんでしまうので注意が必要です。

また、狙いたいキーワードがあったとしても、他店との競争でもあるため上位表示が難しい場合もあります。一気に検索順位を上げようとするのではなく、まずはユーザーに対して良質なコンテンツを提供するという軸足で取り組んでいくことが大切です。

順位の変動に慌てない

Googleなどの検索エンジンでは、ユーザーの利便性を高めるために、頻繁にアップデートやアルゴリズムの変更が行われています。その影響からサイトの検索順位が急に変わってしまうことがありますが、落ち着いて対応することが肝心です。

ユーザーにとって有益なコンテンツを発信し続けていけば、きちんと検索エンジンから評価されて、検索順位は落ち着いてきます。検索順位に一喜一憂してしまわずに、地道な取り組みを続けていきましょう。

店舗運営者ならMEOも知っておこう!

店舗運営者にとって、SEO対策は重要ですが同時に「MEO対策」にも目を向けてみると集客効果を高めやすくなります。MEOとは何かについて、Google ビジネス プロフィール(旧:Googleマイビジネス)の活用法も交えて紹介します。

MEO対策とは?

MEOとは、Map Engine Optimizationの略で「マップエンジン最適化」のことを指し、地名を含めた状態でGoogle検索の結果に表示させたり、Googleマップで検索した際の一覧に表示させるような施策の総称です。地図に表示をさせるためにはGoogle ビジネス プロフィールに店舗情報を登録する必要があります。

Google ビジネス プロフィールでは、店舗の営業時間や所在地だけでなく、口コミなども表示されるので、自店を知らないユーザーに対して認知してもらうきっかけを作ることができます。店舗の近くにいる人を集客するのに有効であり、地域密着型のお店にとってMEO対策は欠かせません。

SEOとMEOの違いを一言で説明すると、SEOは”WEBサイトを上位表示”させるもの、MEOは”Google ビジネス プロフィールの情報を上位表示”させるものです。

Google ビジネス プロフィール(旧:Googleマイビジネス)も活用してみよう

Google ビジネス プロフィールは自店の名前や所在地、地図情報のほかに、販促情報の投稿なども行えます。セールのお知らせやチラシを配信すれば、集客につなげることも可能です。

写真も一緒に掲載されるので、ユーザーの目を引く写真をアップしてみましょう。登録は無料で行えますし、URLも埋め込めるので自店のサイトに誘導することも可能です。

詳しい活用方法を知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

関連記事▶【初心者必見】Google ビジネス プロフィールの使い方と集客へのつなげ方

店舗HPへの流入を増やすならShufoo!を併用しよう

SEO対策を実施しても、効果を実感するまでには時間がかかるものです。サイト運営と並行して、Shufoo!(シュフー)も併用すればうまく相乗効果を高められます。Shufoo!を利用するメリットについて紹介します。

Shufoo!を利用するメリット

Shufoo!は全国に1,600万人※2のユーザーがいるため、ゼロから集客を行う必要がなく、商圏内にいるユーザーに情報を届けられます。Shufoo!の店舗情報ページにサイトのリンクを貼り付けられるので、被リンクを増やすことにもつながり、Shufoo!から自店のサイトへの流入が期待できます。

また、Shufoo!は外部サイトとの連携が豊富なのも特徴です。

LINE・Google ビジネス プロフィールといった媒体と連携できるため、手間をかけずに幅広いユーザーに情報を届けることが可能です。アクセス数やお気に入り店舗数の推移がわかるため、効果検証が手軽に行え、施策の改善につなげられます。

※2 ASPを含めた数値です。(2019年12月時点)

まとめ

サイトを通じて集客に取り組む場合、SEO対策を念頭に置いておくことが重要です。検索エンジンから高い評価を得れば、検索結果に上位表示されて、長期にわたって集客に期待できます。しかし、SEO対策の効果を実感するまでには手間や時間もかかるため、MEOも含めた施策を行うことが大切です。サイト運営と一緒にShufoo!も併用すれば、ゼロから集客を行う必要がないため、集客効率を高められます。サイトを作成したものの、思うように集客に結びつかないといったときは、是非Shufoo!を活用してみましょう。

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