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チラシの配布はどれが最適?担当者が知っておきたい方法7選
チラシを配布したいと思った際に真っ先に思いつくのは新聞折込チラシかもしれませんが、チラシの配布先はポスティング、冊子に封入など様々な手法があります。自社の集客に最も適したチラシの配布方法を選ぶには、方法ごとの特徴や反響率、配布単価などを押さえておくことが重要です。広告予算をうまく活用して集客効果を高めるために、ベストな方法を選びましょう。この記事では、効果が期待できるチラシの配布方法を紹介するので、すでにチラシの印刷データを作成していて他にも活用したい場合は、組み合わせの参考にしてみてください。7種類の配布方法について、詳しく解説します。
目次
チラシの配布方法まとめ7選
チラシの折込先は新聞折込チラシをはじめとして、ポスティング・街頭手渡し・レジ袋に封入する方法・タウンプラス・タブロイド誌・電子チラシなどがあります。各方法の特徴とメリット・デメリット、配布単価などを紹介します。
1.新聞折込チラシ
【特徴】新聞購読者向けに配布でき、媒体としての信用度が高い。
【メリット】チラシのリーチ率が高く、地域性に強みがある。
【デメリット】新聞を取っていない世帯には読まれない。購読者数は減少傾向にある。
【おすすめのターゲット】シニア層・主婦層
【セグメント】配布エリアを選べる。基本的には新聞販売店単位でエリアが区切られる。
【配布単価目安】A4~B4サイズ1枚あたり3~6円※1
【反響率】0.01~0.3%
新聞折込チラシは新聞を購読している世帯に配布でき、休刊日以外は毎日情報を届けられます。セールを行う前日や当日の朝刊にチラシを折り込めば、チラシを閲覧した人の来店を促す効果が期待できます。
各家庭に配布できるため、チラシをじっくり読んでもらえる可能性が高く、チラシの保存性が高いのも特徴です。毎週決まった曜日に配布することで、「あのお店は〇曜日がお得」と認知してもらえ、リピーターを増やすことにつなげられます。
※1 配布枚数や配布エリアによって、料金は異なります。
2.ポスティング
【特徴】各家庭のポストに届くため、視認性が高い。
【メリット】配布エリアや建物(マンション・戸建て等)を指定でき、いつでも配布が可能。試供品などの添付も可能。
【デメリット】一軒ずつ配るため、配布数が限定される。配布不可なマンションが増えている。
【おすすめのターゲット】ファミリー層、単身世帯、高齢者など
【セグメント】戸建て・マンションなどの建物の指定やエリアの指定が可能。
【配布単価目安】A4サイズ1枚あたり4~8円程度※2
【反響率】0.01~1%
ポスティングは一定のエリアにおいて、各家庭のポストにチラシを直接投函する方法です。直接手に取ってもらえるので認知度の向上が期待できます。
「ファミリー層の多い戸建てに配布したい」「シニア層が多く住むマンションだけに配りたい」というように、ターゲットに合わせた配布が行えます。
また、チラシだけでなくサンプルの配布もできる自由度があります。注意点としては、ポスティングが禁止されているマンションが増えているので、ターゲットを明確に定めても、いざ実施しようとすると配布不可であることもあります。マンションに配布をしたい場合は、ポスティングができるマンションなのかを事前に調べることをおすすめします。詳しく知りたい方は関連記事をご覧下さい。
※2 配布エリアや配布期間によって異なります。住宅の少ない地域では、料金が高くなる傾向にあります。
3.街頭手渡し
【特徴】駅前や歩道などで、通行人に直接手渡しができる。
【メリット】ターゲットを自由に設定でき、チラシと一緒に商品サンプルも渡せる。
【デメリット】一般歩道で配布するときは警察の許可が必要。現地の状況によって配布数は変動する。
【おすすめのターゲット】通勤途中の会社員、学校帰りの学生、商店街の買い物客など
【セグメント】配布場所、配布時間帯、配布ターゲットなど
【配布単価目安】配布員の人件費(4時間で1万円程度)×人数分+車両運搬費用+ノベルティ費用等※3
【反響率】0.5~3%※4
チラシを街頭で手渡しする方法は、ターゲットが多く行き交う場所や時間帯を選んで配布できるのが特徴です。チラシだけでなく商品サンプルを渡すこともでき、手に取ってもらえる可能性を高められます。
チラシだけを配布しようとしても、なかなか手に取ってもらえない場合があるので、ティッシュやボールペンなどのノベルティと一緒に配ると効果的です。ただし、ノベルティを用意するには別に費用がかかります。例えば、無地のポケットティッシュを1万個準備するには、3万円程度が必要です。配布のためにかかる費用とノベルティの作成費用を考えた上で、どのような配布方法が良いかを検討してみましょう。
店舗に近い最寄り駅で配布をしたり、学生が多く集まるイベント会場で配布をしたりすることが可能です。配布員がPRトークをしながら配布を行うので、ターゲットの行動を促すことにつなげられます。
※3 業者により異なります。詳しくは専門業者にお問い合わせください。
※4 配布員の人数や配布期間、準備するノベルティの種類によって料金は変動します。
4.小売店のレジ袋に封入
【特徴】小売店を訪れる買い物客に対して、レジ袋にチラシを同封できる。
【メリット】確実にチラシを受け取ってもらえる。小売店の集客力を活用できる。
【デメリット】大量に配布しなければ、コストは割高。
【おすすめのターゲット】小売店の種類による。詳しくは後述。
【セグメント】エリアセグメント、小売店の業種など
【配布単価目安】1枚あたり5~18円※5
コンビニやドラッグストアなどの小売店で使用するレジ袋の中に、チラシを同封して買い物客に渡す方法です。書店、調剤薬局、100円ショップ等、様々な業種でチラシ同封が可能です。1袋に1社しか入っていない場合が多いので、他社チラシに埋もれることなく情報を届けられたり、店舗の特徴に合わせた訴求が可能な点がポイントです。
たとえば、スーパーであれば普段よく行くお店であることが想定されるので、店舗の周辺にお住いの主婦にリーチできます。また、書店では情報収集をしに来ているビジネスマンやOL、学生などに方法をお届けができます。
自社商品のターゲットが絞られており、小売店の特徴とマッチしそうな場合はおすすめの方法です。リーチ数は小売店の来店客数に左右されるので、事前に情報を収集しておきましょう。
※5 配布枚数・小売店の種類によって、料金は変動します。
5.タウンプラス
【特徴】日本郵便が提供しているDM配達サービスであり、チラシなどを全郵便受け箱に配布可能。
【メリット】リーチ率が高く、マンションにも配布可能。
【デメリット】配布コストが高く、配布日の指定ができない。
【おすすめのターゲット】ポスティングできないマンションに配布したい場合(タワーマンションに住む高所得者など)/ポスティングだと効率の悪い地方エリア/顧客リストがない場合
【セグメント】町丁目単位のエリアセグメントが可能。
【配布単価目安】1枚あたり25~50円程度※6
指定した地域の配達可能なエリアに配布でき、郵便局員がポストに直接投函してくれるサービスです。住所や宛名の記載がいらないため、顧客リストがなくても配布できます。
配布エリアは町丁目単位で指定できるので、配布エリアを細かくセグメントしたいときに有効な方法です。ただ、配布エリアの指定は依頼主が行う必要があり、エリア分析などの提案はサービス内容に含まれていません。
また、印刷物に「タウンプラス」と明記する必要があります。そのため、専用の印刷データを作成しなければならず、印刷の手間やコストが余分にかかってしまうので注意も必要です。
※6 500部以上配布するときの単価目安です。サイズ・重さ・部数によって料金は変動します。
6.タブロイド誌
【特徴】フリーペーパーの一種で、新聞の半分のサイズで情報誌としてまとめたもの。新聞社系の会社が発行していることが多く、「〇〇新聞」「〇〇タイムス」など、名称も新聞に寄せているものが多い。
【メリット】広告というより、コンテンツとして親しんでもらえる。
【デメリット】他の広告に埋もれやすい。
【おすすめのターゲット】読者層による
【セグメント】エリアセグメントが可能。
【配布単価目安】1枚あたり2.5~7円※7
【反響率】0.01~0.2%
タブロイド誌は紙を二つ折りにした簡易的な製本の情報誌です。地域に特化した「コミュニティペーパー」は、全戸配布することが可能です。「ターゲットペーパー」は業種・業態に特化しており、事業所などに郵送することができます。チラシを届けたいターゲットと、タブロイド誌の読者層が合っているかを精査することが重要です。
情報を得ようと能動的な人がタブロイド誌を手に取るため、すぐに捨てられないのが特徴です。チラシをじっくりと読んでもらいたい場合に向いている媒体でもあります。
※7 折込先のタブロイド誌、配布枚数や配布エリアによって、料金は変動します。
7.電子チラシ
【特徴】Webを通じて情報発信でき、新聞未購読者にもアプローチが可能。
【メリット】印刷費用が不要/若年層の主婦向けに情報を届けやすい/効果が数値でわかるので効果検証が可能/自ら買い物情報を集めている能動的な消費者に情報を届けられる。
【デメリット】PC、スマートフォンなどデジタル媒体を利用しない層にはリーチできない。
【おすすめのターゲット】買い物情報を能動的に集めようとしている人、若年層の主婦層、ファミリー層
【セグメント】商圏範囲を設定可能。
【配布単価目安】5~20円※8
電子チラシは新聞を購読しておらず、WEB上でチラシを見たいという方が閲覧しているのが特徴です。紙で届く情報は受動的なのに対し、電子チラシを閲覧するユーザーは能動的に情報を受け取るため、情報への意欲が高く、行動に繋がりやすいのが特徴です。
また、紙のチラシでは図りにくい、閲覧数なども把握できるため、配布の効果を数字で実感できたり、印刷不要で紙のチラシデータを活かせるため、手間をかけずに集客効果を高められます。
※8 提供サービスにより異なります。Shufoo!のチラシ配信料金は資料をダウンロードしてご確認ください。
配布手法を組み合わせてより効果的な運用をしよう!
チラシの配布方法として複数のものを組み合わせる場合、印刷コストのかからない電子チラシと併用してみるのも一つの方法です。電子チラシは効果測定が手軽に行えるのでコンテンツの良しあしを判断でき、広告効果を高められます。電子チラシの一つであるShufoo!(シュフー)の特徴を紹介します。
Shufoo!とは?
Shufoo!は全国で1,600万人※9のユーザーが登録している電子チラシサービスです。
折込チラシに同様、エリアを絞ってチラシを届けることが可能です。また、チラシの配信だけではなく、クーポンの配信や、SNS感覚で使えるタイムラインなどの機能が充実。※10認知拡大や集客につなげられる機能が揃っています。
おすすめポイント1.商圏内に住むユーザーに情報をお届け可能!
Shufoo!には”お気に入り店舗機能”があります。ただ、お気に入り店舗登録をされていなくても、商圏内にお住いのユーザーに情報を届けられるので、新規顧客の獲得に繋がります。
実際に、Shufoo!で取ったアンケートによると、約2割のユーザーが「今まで利用していなかったお店を利用するようになった」と回答しています。
おすすめポイント2.基本料金0円~!コンテンツを見た人数分の課金だから損しない!
Shufoo!は閲覧された人数分だけ課金される仕組みとなっているため、無駄なコストがかかりません。他の配布方法とShufoo!を併用することで、コストを下げながら集客効果を高められます。
▶Shufoo!の料金について詳しく知りたい方はこちら
おすすめポイント3.チラシだけじゃない!店舗のない企業でも情報発信が可能!
Shufoo!には、チラシの閲覧履歴や買い物行動圏によるターゲティングが可能なメニューもあります。そのため、メーカーやサービス業など、店舗をお持ちでない企業でも、自社に合った広告メニューを選択することが可能です。
※9 ASPを含めた数値です。(2019年12月時点)
※10 「基本プラン」の内容になります。詳しくはサービス一覧をご覧下さい。
まとめ
チラシの配布方法は多くの種類があり、どの折込先が自社に合っているのか迷ってしまうことも多いでしょう。広告予算を最適化するためには、それぞれの配布方法の特徴や配布単価などを把握したうえで、ベストな組み合わせを考えていく必要があります。コストや手間を減らしながら広告効果を高めていくには、電子チラシとの併用がおすすめです。紙のチラシのデメリットを電子チラシでうまく補うことで、無駄のない広告運用を行えます。Shufoo!ならさまざまな業種に対応しており、タイムラインやクーポンなどの機能を活用できます。※10 効率良く広告効果をアップさせるために、是非Shufoo!を活用してみましょう。